【Book】他人を異次元扱いしないことで、一歩進める ~「未来の働き方を考えよう」より~
「ちきりん」さんという人が書いた「未来の働き方を考えよう」という本を、今読んでいます。
この本は、今まで当たり前であった働き方の変化を示しつつ、次にどうしたらよいだろうかを提案してくれています。
この本を読んで考えたこと、感じたことをつらつら書こうと思います。
今回はその第一回。
「すごい人を見たとき、その人を異次元扱いしないこと」というお話です。
この本で、日本女子大学現代女性キャリア研究所が提供している「女性のセカンドチャンス経験事例」というデータベースが紹介されています。
人生の途中でシフトチェンジ(転職とか、主婦から起業とか)した女性の事例を見ることができます。
このデータベースで閲覧できる物語には、ビジネスに無縁の生活を送ってきた主婦が、努力と工夫の末、成功する話も描かれています。
僕たちは(少なくとも僕は時として)すごいなーって人を見ると、才能があるのだろうとか、頭の作りが違うとか思ってしまうことがあります。
こうして、別次元の人の話にしてしまえば自分にはできなくて当然と思うことができます。
そうすれば努力も工夫もしなくてよくなるのです。
だって異次元の人にしか、やりたいことの達成なんてできないのだから、と。
リスクを取らない、挑戦をしない、努力も工夫もしない自分に言い訳を作ることができるのです。
努力や、挑戦にはエネルギーを使います。
自分を諦めさせることで、楽になるわけです。
しかし、彼女たちの物語を読んでいると、「すごい人は、もともと才能があった」とか、「あの人は賢いから」とか、「お金があるから」とか、は言い訳だなぁということに気づかされます。
やってみない人には、何もやってこないなぁと思います。
最初の一歩を踏み出さない人に、次の一歩を踏み出すことはできない。
男女限らず、自分に自信のない人、やりたいことがあるけど諦めてしまう人は、このデータベースをぜひ見てみてください。
世の中の人が、いかに努力しているかがわかります。
最初からすごい人なんていない、みんな努力してるんです。きっと。