【Book】どれくらい生きるつもりで生きていますか? ~「未来の働き方を考えよう」「終末のフール」より~
前回に引き続き、ちきりんさんの「未来の働き方を考えよう」を読んで考えたことです。
「人生の有限さを知ることで、やりたいことの実現に一歩近づくと思うんです」って話です。
前回記事。
「未来の働き方を考えよう」
人生は有限です。
人はいつか死にます。
当然のことだと思います。
しかし、意外とこのことを意識している人は多くないかもしれないし、僕自身きちんとわかっているかなぁと自問しました。
「未来の働き方を考えよう」に、人生の有限さを知ることで、自分の本当にしたいことにチャレンジすることのできた人たちの話がでてきます。
楽天の三木谷浩史社長は阪神淡路大震災を機に、当時勤めていた銀行を退職し企業しました。
堀江貴文さんも、人はいつか死ぬことを小さいときに意識したそうです。
ソフトバンクの孫正義さんも、生死にかかわる大病を患ったことがあるとか。
やりたいことに迷いなく挑戦できる人たちは、人生の有限さを理解している。
挑戦に伴うリスクより、やりたいことができないまま人生が終わることの不安の方がはるかに大きい。
というようなことがこの本には書かれています。
そこで、自分のやりたいことを実現するために、人生は有限であることをハッキリと認識するとよいのではないかと思いました。
1. 人生はあと5年くらいで終わると考える
スティーブ・ジョブズ氏は、今日が人生最後の日だとして、今日の予定は本当にやりたいことかを自問しよう、という旨のスピーチを行っています。
さすがに明日人生が終わると考えて毎日を過ごすのは難しいと思います。
このように考えると、長期的あるいは中期的なやりたいことを達成することはできないからです。
どんだけ長くても24時間で終わることしかできません。
「未来の働き方を考えよう」で、ちきりんさんはあと10年で人生が終わると仮定して生きているということが書かれています。
僕も残りの人生を5~10年と考えるのが妥当かなぁと直感的に思います。
明日人生が終わることももちろんあり得るのですが、5年くらいはあると考え、やりたいことは生きているうちに全部やってしまいましょう。
やりたいことをやっていくうちに、目標未達成(やりたいことが残っている状態)でも、人生最後の日がやって来るかもしれません。
その時に、目標には達していないが、今までやりたいことをやってきたので納得!と思えるような毎日を過ごすことをジョブ氏は勧めているのだと思います。
2. もうすぐ人生が終わる系小説を読む
あと、5年で人生が終わると考えようぜ☆
と言われても、、、って人もいると思います。
わかります。
そこで、僕がお勧めしたいのが「余命〇〇」とか、「地球最後の日」といった設定の小説を読むことです。
僕は小説を読むことが好きなのですが、映画(SFやドキュメンタリーなど)でも、エッセイなどでもよいと思います。
要は、「人生は有限である」ことを外からの情報によって認識しよう!ってことです。
高齢者の方とコミュニケーションを取るのも、一つの手かもしれません。
しかし、それを目的に会いに行くってのも何か、ちょっと、、、なので。
ただ、高齢者の方と接する機会がある人で、人生は有限であることを感じるという観点をもつのは良いかと僕は思います。
それは年を重ねた人生の先輩から学ぶ、ということであり、僕がおじいちゃんならとても嬉しいことです。
実際、僕もおばあちゃんと接することで、人は老いていくものだ、人生には限りがある、といったことを感じました。
さて、人生有限系小説でおすすめを一つ紹介しておきます。
「終末のフール」という作品です。
8年後に小惑星の落下により地球が終わるということが発表されて5年後の世界を描いた小説です。
・8年後に人生が終わるので、上記した5-10年とちょうどマッチします。
・「もうすぐ世界が終わるからこそ、、、」のそれぞれの生き方を自分と照らし合わせることができます。
・明日人生が終わるとしても今日の生き方を変えない人の話が出てきます。
これが、僕がこの小説をお勧めする最大の理由です。
苗場さんというボクシングをしている人の話がでてくる「鉄鋼のウール」がずば抜けておすすめです。
読んでほしいので、詳しくは書きません。
苗場さんの言葉を引用して終わりたいと思います。
「あなたの今の生き方は、どれくらい生きるつもりの生き方なんですか?」
チャンチャン♪