【Book】80歳まで生きるとして、1月1日生まれ28歳3か月の人が過ごした時間を黒く塗ってみました。 ~「自分の時間を取り戻そう」を読んで~
前回に引き続き「自分の時間を取り戻そう」という本を、僕が思ったことを絡めて紹介します。
自分の時間を取り戻そう
前回の記事
1. 人生の有限さを理解しよう
人生は有限です。
その有限さを理解していれば、時間を大切にできるのではないかと思います。
そして、時間という希少資源(インプット)から価値の高い成果(アウトプット)を得ることこそ、生産性を高めるということです。
僕は、人生の有限さを理解する方法として、「人生有限系」小説や映画を読むのをお勧めしました。
「自分の時間を取り戻そう」では、自分に残されている時間を見える化することで、人生の有限さを理解し、時間を有効に使うことで、生産性を上げようと説いています。
ちなみに、お金についても希少な資源でありますので、そちらも見える化することを本書では勧めています。
2. 残された時間を見える化しよう
「自分の時間を取り戻そう」では、マス目を使って残された時間を見える化しています。
横軸を、1月、2月、、、12月と一年にします。
縦軸は、1年、2年、、、10年と、10年単位にします。
これで10年分、あなたに与えられた時間が見える化されました。
そして次に「残された時間を」見える化します。
あなたが1月生まれの28歳3か月だとしましょう。
上記で作成した表を、8年と3か月分、黒く塗りつぶしましょう。
残り1年と9か月が白いマスのままです。
それがあなたに残された20代の時間です。
あなたの20代は、ほぼ終わろうとしています。
残りの時間をいかに有益に使うかはあなた次第です。
ついでに80歳まで生きるとした場合はこうなります。
すでに人生の1/3くらい終わっています。
さあ、どうする??
3. 人生の残り時間を教えてくれる時計はないか?
僕は、本を読みながら、その時に思いついたことなどを余白に書き込む派です。
上記、時間の見える化について書いてある一節の上にはこう書きこんでいます。
「人生有限タイマー(年・月・日・時・分・秒)→自分の死ぬ日を設定し、現在からの残された時間をカウントダウンしてくれる」
こんなのがあればいいなと。
↑そんなもの、誰かが作ってるやろうと思い、探してみました。
ありました!
Tikkerの販売サイト
日本語の解説サイト
Tikkerという会社が開発している時計で、デジタル文字盤が三段になっています。
上の二段はあなたの残りの人生の長さを表示しており、1段目:年・月・日、2段目:時・分・秒です。
3段目は通常の時計と一緒で、現在の時・分・秒を表示しています。
設定する際にいくつかの質問に回答し、それによって、あなたの死ぬ時刻が決定されるそうです。
自分で設定できないのは残念ですが、やはり考えていたのに近いコンセプトの時計が開発されていました。
4. 残りの時間をいかに過ごすか、が重要
自分に残された時間を見える化する方法を二つ紹介しました。
マスとタイマーです。
しかし、重要なのは「残り時間すくねー」と気づくことではありません。
大事なのは、残された少ない時間をいかに有効利用するか。
残された時間の生産性をいかに上げるか、です。
イライラしているとき、誰かを憎んでいるとき、探し物をしているとき「残された少ない時間をこんなことに使っていいのか?」と問う、時間の見える化がそのキッカケになれば良いですね。
5. あなたや、友達がいつ死ぬかは誰にもわからない。だから、やりたいことは早く始めよう。
マスを使った時間の見える化では、人生を80年と設定しました。
Tikker Watchでも、極端に短い寿命が設定されることはないでしょう、たぶん。
でも、そこまで生きていられるとわかるのは誰ですか?
保証してくれるのは誰ですか?
あなたや友人を含め、人がいつ死ぬかは誰にも分らないのです。
もし、やりたいことがあったら、できるだけ早く始めましょう。
死ぬまでに実現できなかったとしても、それをやろうとした人生か、やろうともしなかった人生か、あなたが生きたいのはどちらでしょうか。
6. あなたや、友達がいつ死ぬかは誰にもわからない。だから、会いたい人には会っておこう。
もし、会いたい人がいたらできるだけ早く会っておきましょう。
人生は有限で、その限りがいつ来るかは誰にもわかりませんから。
少々のすれ違いで、最近疎遠になっている人はいませんか?
もし、その人と今後も関係性を続けたいと思うなら、早く会いに行きましょう。
人生は有限で、その限りがいつ来るかは誰にもわかりませんから。
やりたいことはやりましょう。
会いたい人には会いましょう。
仲直りはできるだけ早く。
生きているうちに。
チャンチャン♪