【Book】自分の時間を取り戻すために、まずは働く時間を短くする。 ~「自分の時間を取り戻そう」より~
「自分の時間を取り戻そう」についての続き。
今回を含めて、あと3回くらいで終わると思います笑。
気分次第ですが。
自分の時間を取り戻そう
この本を読んで共感したこと、思ったことを書いてきました。
今まで自分に残された時間を意識して、今までに費やした時間ではなく、残された時間を大事にしようという話です。
残された時間を意識しよう。
残された時間を大事にしよう。
そして、今回は残された時間を大事にするための具体的な方法として「働く時間を短くする」というお話をします。
1. インプットを増やせる環境では、生産性は上がらない
本書には、インプット(使える希少資源、土地・お金・時間とか)を制限する考え方のもと生産性を向上させた面白い例が紹介されています。
ブラジルへの日本人移民のお話です。
農業において作物の収穫量を増やそうという視点で2つのアプローチがあります。
①収穫できる土地面積を増やす。
②一定面積からの収穫量を増やす。
当時、ブラジルの人たちは①の観点で収穫量を増やしていたそうです。
しかし、面積を増やすと移動に費やす時間や労力も大きくなってしまいます。
一方、日本からの移民は、②の観点で収穫量を増やそうと考えました。
具体的には、作物を植える時期を変えたり、土壌や品種を改良したり、肥料の種類や量を増やしたりしました。
②の観点が「生産性を上げる」ということです。
結果、ブラジル農業に生産性という概念を持ち込んだとして、ブラジル日本移民資料館で紹介されているそうです。
このようになったのは、国土の大きさが影響していると考えられています。
ブラジルでは国土が大きいために、②の発想に至らなかった。
日本では国土が小さいために、①の発想に至らなかった。
よって、ブラジルの人たちは①の発想で、日本人は②の発想で、収穫量をあげようとしたということです。
このように、インプット量(土地面積)を増加することのできる環境では、そもそも生産性を上げようとは思わないのです。
2. 自らインプット量を制限しよう
では、生産性を上げるためにはどうしたら良いのか?
上記の例を逆手に取り、インプット量を意図的に制限してしまいましょう。
日常生活でいうと、仕事の時間を短くしてしまうのです。
たとえば、18時に帰ると決めたら、そこで仕事を切り上げてしまいます。
今まで頻繁に残業していて21時とかまで働いている人にとっては、3時間足りないという状態になります。
いつも通り働いたなら。
その3時間をなんとかするために工夫するのです。
これ、すなわち生産性を上げるということです。
短時間で集中したり、無駄な時間を削ったり、優先順位をつけたり。
前提を取っ払って、決められた時間で特定の仕事を終えるためにどうすればよいかを考えてみるのです。
3. インプットを制限するために、休日の予定を決める
「自分の時間を取り戻そう」では、インプットを制限するための面白い方法が紹介されています。
「忙しくなる前に、休日の予定を先に決めてしまう」というものです。
先に予定を決める
↓
公言する
↓
相談する
↓
確定させる
↓
カレンダーに書き込む
時間に余裕があれば、本気を出せないのが人間というものだと思います。
だから意図的に時間の余裕を削ってしまいます。
4. 「いざ」という時のため、世界を広げるために、予備時間を作っておく
ただ、まったく余裕がないとミスしてしまったり、ミスに気付かなかったりするのも事実です。
なので、フリーの予備時間を適当に作っておきましょう。
もし、制限した時間で仕事が終わらなければ、この予備時間で終わらす。
時間内で仕事が終われば、この予備時間は新しいことに挑戦したり、人に会ったりすることで、世界を広げたり、自分を成長させたりするために使いましょう。
働く時間を短くすると、最初は全然仕事が間に合わないかもしれません。
が、その時こそチャンスです。
生産性をあげるための。
そして、短い時間で仕事を終わらすことができれば、自分の時間を手に入れることができます。
自分の時間は好きなことに使うことができます。
また、生産性を高めるプロセスで成長できるでかもしれませんねー。
チャンチャン♪