【Book】いろんなことを8割くらいまで学ぶ。いつかそれらがつながるかもしれない。 ~「自分の時間を取り戻そう」を読んで~
「自分の時間を取り戻そう」を読んでシリーズのラストです!
この本の中で僕が一番おもろいなーと思ったことについて書きます。
「ひとつのことを深めすぎない」ということです。
んで、「いろんなことを8割くらいの出来で楽しむ」のです。
自分の時間を取り戻そう
1. 最後は苦しい学習曲線
「学習曲線」というものがあります。
ある物事を学ぶときに、最初はちょっと頑張っただけで得られる成果は大きいのですが、だんだんその成果が小さくなっていくことを示したものです。
こんなんです。
横軸が学習に使った時間、縦軸が学習の成果です。
学習の生産性(使った時間に対する成果の割合)が途中までは大きいのですが、あるところからガクンと落ちてしまうのです。
その「あるところ」というのがだいたい、成果8割のところらへんで、そこまではいい。
けど、自分が本当に勝負したい分野以外はそれ以上行くのは「生産性が低い」と著者は言っています。
自分が本当に勝負したい分野なら続ける、そうでないならそこまでで止める。
今まで時間をかけてきたからという理由で続けない、ということです。
2. 8割くらいのとこまで、いろいろやってみる
そこで8割くらいまでなら、いろんなことに手を出してみましょう、というのは良いと思いました。
・8割までの高生産性学習を楽しむことができる
・自分が本当に勝負したいことを探すことができる
という点からです。
3. 8割の学習がいつか、つながるかもしれない
そして僕が思ったのは、自分の興味の中から8割くらいのできの物事をいくつか作っておくと、いつかそれがつながるんじゃないか、ということです。
僕は、料理が好きで、プレゼンが好きで、アウトドアが好きです。
そして、東日本大震災関連で東北でも活動してきましたし、関西でゴミ拾いとかもしてきました。
今、「アウトドアサークルSAMPO」というものをやっています。
SAMPOの活動では、アウトドア料理にも力を入れていきたいと思っています。
アウトドアとプレゼンという一見変わった組み合わせもいいんじゃないってっことでやっちゃっています。
SAMPOで東北での活動も視野に入れていますし、活動中のゴミ拾いもやります。
最初は気づかなかったのですが、「あれ、つながってるやん」と。
僕は、やりたいことがたくさんあって、いろいろやってきました。
何一つ「極めた!」とは言えないと思いますが、それらがつながって新しいものを生むことを実感しました。
高生産な学習で、自分の興味に合わせて様々なことを学ぶと、それらがつながって面白いものが生まれるかもしれません。
職人みたいにひとつのことを突き詰められる人はすごいなーと思います。
でも、いろいろやってみるのもいいんじゃない、と思います。
その考え方を後押ししてくれる本でした。
「自分の時間を取り戻そう」について複数回に分けて書いてきました。
長くなりすぎた感があるので、次からはもっとコンパクトに少ない回数で書きたいと思います。
この本に書いてあることの中から、「これは!」というものだけをピックアップしましたが、他にも良いなーと僕が感じたことはたくさんありました。
あと、実際の本の内容から受けるインパクトは、著者以外の人が書いたことから受けるそれとは全く別物だと思います。
興味がわいた方は、ぜひ実物を読んでみてください。
チャンチャン♪