Bunshuが歩く。

歩くように日々考えていること、思っていること。思いつき。

【Life】アウトドア思考 ~荷物は少なく、自分のことは自分でやる。ときにあきらめる。~


 僕の友人に、ミニマリストを目指している女の子がいます。夏をワンピース5枚で乗り切るを目標に過ごし達成した、とあるとき彼女が語ってくれました。男の僕にしてみたら、女性がそれに挑戦することがどれほど大変かイメージしきれないのですが、彼女曰くすごいことだそうです。

 

 僕のお出かけ用スタイル(夏)は基本的にTシャツ2枚です(仕事用は3パターンです)。ネイビー、グレーの二色。長期の泊りは基本的に登山で、登山の場合は山中用と下界用の服2パターンで十分です。2泊以上の下界旅行はほとんど行きません。行くことになったら考えます。なので、これで足ります。服は街用とアウトドア用で兼用していることも多いです。

 ちなみに、今年の夏はこれに新色のホワイトとブラックを追加したいと思っています。

 

 彼女のこの挑戦話から、アウトドア的な考え方は日常生活に応用できるのではないかと考え始めました。なぜなら「アウトドアでは物を少なく、軽く」しようと考えるのは「ごく当たり前」だからです。一緒じゃん、と思いました。

 

 アウトドアは完全なる嗜好品だと僕は思います。生活に必須ではない。でも、生活をより良くする方法の一つとして、アウトドアを日常生活に応用する「アウトドア思考」を提案したいにゃーと考えてみました。

 

 僕がやっているアウトドアはキャンプと登山が中心なので、それを念頭に考えてみました。一口にアウトドアと言っても様々なジャンルがありますが、共通する部分は多いと思いますし、そこを扱ったつもりです。

 

 以前に、アウトドア男子をおススメする理由みたいなことを書きましたが(アウトドア女子もいいと思う)、それに近いような事柄が並んでいます。アウトドア思考+男性=アウトドア男子なので、当然ちゃあ当然かもしれません。

 

yokkon.hatenablog.com

 

 

f:id:Yokkon:20180217215018j:plain

 

 

【アウトドア思考】
1. 荷物は少なく、軽く
 ミニマリスト的発想です。特に登山では持っていけるものは限られているので、できるだけ少なく、軽いものを選びます。この発想は上記したように日常生活に直接応用できます。日常生活で物が少ないことのメリットとしては空間を広く使えることと、物を探すことに時間を浪費しないことだと思います。同じ理由で、日常生活にとどまらず仕事にも応用できます。特定の案件の話が出た際に、さっと資料が出てくる人は仕事できそうだなーと思いますし、時間を有効活用できると思います。

 

 アウトドアをやってるのに、やたらめったら装備を持っていく人や、必要のないものを持っている人はアウトドア思考じゃないと僕は思っています。例外として、グランピングは「贅沢キャンプ」ですので、物が多いものだと思います(グランピングは「魅惑的なキャンプ」という意味ですが、その魅惑さは物が有り余る「贅沢さ」に由来していると僕は考えています)。

 

2. 外で遊ぶ、体を動かす
 健康を維持するには運動が必要だということは何となく理解してもらえるかと思います。最近では、『脳を鍛えるには運動しかない』といった書籍に代表されるように、賢くなるためにも運動しようぜ!的な流れを感じます。さらに言えば、「アーシング Earthing」という言葉もあり(そんなに広まってないと思いますが)、土に素肌で触れることで土壌中の電子を体が取り込み、体に良いみたいな発想もあるにはあります。結局のところ、「外に出る」「体を動かす」は健康につながり、アウトドアは文字通り、それを十分に満たしてくれます。

 

3. 自分のことは全て自分でやる
 アウトドア、特にキャンプや登山では自炊したり、身の回りの荷物整理したり、といったシチュエーションがたいていあります。そこで鍛えられるのは「最低限の生活スキル」です。自分の周りのことは自分でできるようにしとく、のがアウトドア思考だと思います。

 

4. 自分の体は自分で守る
 上記した内容に付随しますが、アウトドアでは自分の身は自分で守る必要があります。通常のキャンプなどでは想像しにくいかもしれませんが、登山では、「コレ、ゼッタイ!」です。例えば、遭難したときには一人で下山しないといけないということもあります。これを逆に考えると、他人にはできるだけ迷惑をかけない、という思考ともとることができるます。

 

5. あきらめる
 これ、何気に大事なアウトドア思考です。登山などでは天候によって中止するということはままあります。自然には勝てないということを知ること、雨天なりの遊び方を考えることなど、今の状況に合わせて、できる範囲で楽しみます。

 

6. あるもので工夫する
 登山やキャンプでは持っていくものが限られていると先述しました。そしてもし必要なものが出てきた場合、あきらめるという選択肢があることも述べました。もう一つの選択肢は、あるもので工夫するです。キャンプで箸を忘れたとき、僕らは小枝から作ります。雨の日なりの楽しみ方を考えるという話をしましたが、それも工夫の一つかもしれません。

 

《ここまでのまとめ》
 「アウトドア思考」とは、「必要なものだけを持って外に出かけ、自分のことは自分でやり(自分を守ることを含む)、ときに工夫したり、あきらめたりすること」なのかもしれません。暫定解はそんな感じです。これを日常生活に応用すると、「必要なものだけを家に置いて、休日は外に出かけて自然に触れたり体を動かしたりし、ときに工夫したり、あきらめたりすること」かな?うん、できそうだし、楽しそう。

f:id:Yokkon:20180217214900j:plain

 

 

【アウトドア志向】

 アウトドア思考が身についてくると、次のステップがアウトドア志向だと思います。「○○志向」というのは「○○に気持ちが向いている状態」を表します。ここでの意味は、アウトドア思考を積極的に日常生活に応用していく方法、と捉えてください。

 

A. 身の回りのものをアウトドア用品にする
 僕がそうなのですが、アウトドア思考を意識すると持っているものが徐々にアウトドア用品になってくるのです。というのも、僕は物を持ちすぎないことを大事にしているからです。例えば服に関して、日常用とアウトドア用を分けていたら2倍近くの物を持つことになってしまいますよね。そこで、アウトドア服の中から日常でも使えそうな物を選ぶという方法を取っています。例えば僕は、夏のシャツや財布はアウトドアと日常で兼用しています。

 

B. アウトドアにつながる遊びをする
 アウトドア思考を鍛えるには、アウトドアを楽しむのが一番だと思います。楽しむ過程で、荷物は少ない方が良いとか、最低限の生活スキルは身に着けるとか、自分の身は自分で守るとか、いった思考が染みついてきます。そして、それを実現するためにはどうしたらいいか考えることができます。

 

C. 人を外に連れ出す
 アウトドアの入り口は熟練者に連れて行ってもらうことが多いと思います。アウトドアには危険も伴いますし、やり方もよくわかりませんよね。そして、自分ひとりでもアウトドアを楽しめるようになったら、ぜひお友達を誘ってみてください。アウトドア思考を広げるのです。それと同時に、人に教えることで気づくことも大いにあるので、自分のアウトドア思考がより洗練され、深まることでしょう。

 

D. 一人で生きていく
 アウトドア志向の究極系はここにあると思っています。必要な荷物は少ないし、最低限の生活スキルは身についているし、自分の体は自分で守れるし、一人で生きて行けるじゃん!ここで、注意していただきたいのは「一人で生きていけること」と「一人で生きていくこと」は別の事だということです。一人で生きていけたとしても、その道しか選べないわけじゃないですし、選んでも選ばなくてもいいんです。ただ、実生活的にも精神的にも一人で生きていけるので、相手に依存することがありません。相手に求めるのは「+α」です。例えば、自分の世界を広げてくれる(これは生活に必須ではない)とかです。

 

 

f:id:Yokkon:20180217215253j:plain

 


《最後に》

 これが今の僕が考える「アウトドア思考」と「アウトドア志向」です。僕は、アウトドアに根ざした考え方は日常生活にも、仕事にも、さらには教育にも応用できると考えています。そんな考え方を知ってほしい、できれば取り入れてほしいという思いもあり、サークル活動とかをしています。サークルでは、「アウトドアは入り口」という話をたまーにします。アウトドアを通して身に着いた生き方が、人生をより良く生きることに貢献してくれるんじゃないかなー。そうだったらいいのになー。と思っています。

 

 今回、アウトドア思考をまとめてみましたが、僕の中でもまだ完成型ではありません。公開しといてなんですが、まだまだブラッシュアップする余地がある気がしています。アウトドアを通して、より洗練されたアウトドア思考を提案できるように、自分自身を磨いていきたいと思います。もし、いいなーと思ったら、あなたの生活にアウトドア志向を取り入れていただければ嬉しいです。

 

 アウトドア思考とアウトドア志向で、至高の日々を送りたいですね。

 

 

 

チャンチャン♪