Bunshuが歩く。

歩くように日々考えていること、思っていること。思いつき。

【Book】俺の読書術〈理論編〉 ~自分にとって価値の高い本を作る~

 

 僕が読書する際に意識していることを「1. 読書前」「2. 読書中」「3. 読書後」「4. 読書の時間と場所」「5. その他」に分けてご紹介します。

 

 特に「読書中」に心がけていることが、この読書術の鍵となっています。

 

 僕が読む本はざっくり小説系・学術系・ビジネス系の3つに分けています。そのうち、小説系(小説や詩集)に関してはこの読書術の「読書中」の行程にある「2回目の読書」は適応していません。

 

 どこかの誰かの何かのお役に立てればいいなと思います。

 

 

 

 

 

1. 読書前


1-1. ブックマーク

 気になる本を片っ端からPC上にブックマークしています。ブラウザに「Book」というフォルダを作っています。ネット記事で見つけたオススメの本など、気になったものを検索し、URLを残しています。

 

 

1-2. 友達のおすすめ

 友人にお勧めされた本は全て上記のブックマークに保存しています。良い人からお勧めされた本は良い本だと考えています。なので、基本的にすべて読むようにしています。また、友人にお勧めされた本を読んだら、その感想を添えてありがとうメールを送るようにしています。

 

 

1-3. 尊敬する人のおすすめ

 考え方や行動がなんとなく「すごいなー」と思う人にはお勧めの本を聞くようにしています。その人がどのような本を読むかは、その人の思考に影響を与えていると思うし、その思考が行動に影響を与えていると思うからです。教えていただいた本はブックマークします。

 

 

1-4. 本屋さんでジャケ買い

 最近は少なくなりましたが、たまに本屋さんに行きます。「本屋さんに入るときは本を一冊以上購入する」という原則を僕は設けています。

 

 本屋さんで購入する本は基本的にジャケ買いです。なんとなく、タイトルと表紙に惹かれる本を手に取り、著者・目次・まえがき・あとがきをサラッと見て、買うかどうかを決めます。目次がわかりやすく面白い、まえがき・あとがきが面白い本は購入します。買うかどうか迷った本はスマホなどにメモをして、家に帰ってから再考します。

 

 誰かと待ち合わせするとき、待ち合わせ場所は本屋さんが近くにあるとこにすることをお勧めします。待ち合わせの時間より少し早めに来て、時間になるまで買う本を探すことができるからです。

 

 

 

 

2. 読書中


 この読書術では、「読書は自分専用の本を作るプロセスである」と考えます。

 良い本に出会ったときは、その本を最低でも2回は読むように僕はしています。1回目の読書では、その本を自分専用の本に作り変えます。書いてある情報のうち、自分に必要なものと必要のないものを分けます。さらに、必要なものの中で重要度によって情報を分けます。2回目の読書では、自分専用の本を読み込み、情報を吸収します。

 

 

2-1. 1回目の読書:ペン

 1回目の読書ではペンを使い、書き込みをします。

 

 黒色で印字された本の余白に書き込むので、黒以外の色のできるだけ細いペンを使うのが良いと思います。僕は赤の0.3 mmを使っています。

 

 複数の色を使っても良いのですが、僕は一色にしています。線を引いたり、文字を書いたり、丸を描いたり、四角で囲んだり、一色の中でも記号にバリエーション持たせて表現するという試みによって創造力が鍛えられると考えているからです。様々な色彩を使い分ける力を養いたいのであれば複数色使うのも良いと思います。

 

 どのみち僕の場合、電車で立って読書しながら書き込むことが多いので、ペン一本に収まる数の色しか使うつもりはありません。

 

 

2-2. 1回目の読書:情報の格付け

 1回目の読書で重要なことは、その本に書かれていることを自分にとっての重要度によって分類することです。

 

 一冊の本には沢山の情報が盛り込まれていますが、自分にとってそれら全ての情報が等しく重要ということはあり得ないと思います。例えば書かれている情報には、知っていること・知らなかったこと、自分の意見と同じこと・違うこと、思いもよらなかったこと、などが含まれているでしょう。

 

 それらの情報を重要度をもとに格付けします。これによって、2回目以降の読書の際に、この重要度に応じた読み方をすることができます。重要度大の情報だけをもう一度読み直そうとか、中と大を読み直そうとか、といったことができるということです。

 

 格付けのレベルは3段階くらいが良いのではないかと考えています。多すぎても面倒くさいし、少ないと読み分けできないからです。

 

 また、重要度をつける訓練は今の自分にとって必要なものとそうで無いものを選り分けたり、より重要なものに優先順位をつける能力も養ってくれるとも思います。僕がつけている分類はいかの通りです。

 ・重要度小:赤線でハイライトされた文章

 ・重要度中:余白に赤字で書かれたコメント

 ・重要度大:余白に書かれたコメントのうち、星印の付けられているもの

 

 

2-3. 1回目の読書:線引き

 僕は赤ペンを持って読書をし、少しでも気になったところに片っ端から線を引いています。ちなみに、フリーハンドでは直線を引くのは難しいし、普段から定規を持ち歩くのも面倒くさいので、あえて波線を引きます。

 

 これに該当するのは上記した知らなかったこと、自分の意見と違うこと、思いもよらなかったことが大半です。自分がすでに知っていることや、自分の意見と同じことは、すでに自分が持っている考えですので、この本から得る必要はないと考え、スルーします。

 

 でも正直、基準は何でも良いと思います。自分が少しでも気になったところは全て線を引きけばいいんじゃないかと思います。線が引かれていないところは基本的に今後読まれることはないからです。

 

 自分でもこんなにいっぱい線を引いて大丈夫かなと思うことはありますが、結果的にたいてい全体の2割も線を引いていません。100ページの本の中から自分に必要なことを20ページに絞ることができたというだけでも、情報の選別がかなりできていると思います。

 

 たまに自分の意見と同じことにもハイライトしますが、それは自分が考えていることが正しいという自信が持てないような時で、著名な作者も同じように考えていたのか!と自分に印象付けるためです。

 

 線を引く時に注意することは、余分なところには線を引かないことです。自分にとって必要な情報を絞り込むために線を引くのですが、それが無駄に多くなってしまうと本当に大事な情報が埋もれてしまうからです。線を引く頻度は必要であれば高くても構わないのですが、引く線の長さはできるだけ短くします。これを意識することで、ある文章の中から本質を見抜く力が身につき、無駄の少ない文章を書く力が養われるとも考えています。

 

 たとえば「もし、○○なら、・・・であるかもしれない。」という文章に線を引く場合、「もし」や「かもしれない」には基本的に線を引きません。「○○なら」と書いてある時点で「もし」の意味は含まれていますし、絶対であることは世の中にほとんどないと思うので「かもしれない」というのは全ての事柄に当てはまると思っているからです。もちろん、「もし」が付くことで可能性がより低いことを示していたり、「かもしれない」と自分が思っていなかったりする場合はそれらにも線を引きますが、それは場合によります。

 

 また、線を引いた離れている文章を関連づけるために、必要に応じて、記号や矢印を駆使します。

 

 

2-4. 1回目の読書:余白コメント

 1回目の読書で地の文に赤線を引く作業と並行して、特に気になった文章や自分の考えたことを余白に書き込みます。書いてある内容を「そのまま」あるいは「要約して」、「自分の言葉で言い換えて」書きます。

 

 そのまま書き込むときは上手く要約や言い換えができない時に限ります。これはあまり頭を使わない作業なので、できるだけ避けます。

 

 要約して書き込むことは、文章の本質を抽出する力を養います。自分の言葉で言い換えることで、自分に浸透しやすくなります。これらのように、より頭を使うので、要約・言い換えをなるべく行うようにしています。

 

 必要に応じて記号や矢印などを使って省スペースで内容や当時の自分の考えがすぐにわかるように工夫します。省スペースや記号などによる工夫を考えた上でコメントを書き込むことで、その内容が整理されて頭に残りやすくなります。

 

 

2-5. 1回目の読書:星付き余白コメント

 余白に書いたコメントのうち、ほんまにこれはいい!明日から実践したい!と思うものに☆印を付けておきます。実践できることなら本当に実践し、面白い話なら人に話すようにします。

 

 線を引いた箇所やコメントはいくら多くても良いのですが、この☆印だけはあまり多くなりすぎないように注意します。そんなに沢山のことを実行に移せないからです。☆印をつけたのに実行しない事柄が増えると、実行サボり癖がつき、自分の実行力が削られるので本当に注意しましょう。

 

 

2-6. 2回目以降の読書:必要な部分だけを読む

 2回目の読書では、1回目の読書で必要なものに分類された部分だけを読みます。読書にかけられる時間やその日の気分に応じて、どの重要度以上の部分を読むかを決めることができます。

 

 僕の経験上、一冊読むのに3時間くらいかかる本でも、重要度大の部分だけを拾い読みすると5−15分くらいで読むことができます。人によるかとは思いますが、一冊を読破するのに要する時間は格段に短くなることでしょう。

 

 僕は大抵の本は2回くらい読むようにしています。1回目の読書には相応の時間をかけますが、2回目以降のの読書には、20分もかからなくなります。

 

 ここで紹介した方法によって、時間の節約になるだけでなく、重要なところだけを集中して読むので記憶に残りやすくもなります。

 

 

 

 

3. 読書後

 

 良いと思った本は人に紹介します。SNSでも、ブログでも、口頭でもOKです。

一番のお勧めは記述と口頭どちらも行うことです。

 

 記述(SNS、ブログ、メモ)では、ゆっくりと時間をかけて、その本から自分が学んだ一番大事なことを伝わる文章にする方法を考えることができます。自分専用のメモよりかは、人の目につくSNSやブログの方が緊張感があり、その文章を読んだ他者の行動までも想像して書かなければならないという点でより頭を使うので、自分の文章力や想像力が鍛えられ、お勧めです。

 

 口頭では、そばに本がなくてもその中身を短く簡単に説明することができるかが、重要です。本の内容を整理できているかの確認になりますし、会話の方がより簡潔に伝えなければ相手に伝わらないので、その本のより本質をとらえることができる(とらえていないと完結に伝わる説明ができない)と思います。もし上手く説明できなかった場合、家に帰ってから、その本を見直して説明する文章を書きましょう。なんなら、相手に送りましょう。

 

 

 

 

こうして僕の読書は終了します。

最後に、いつどんなところで読書の時間を捻出するかと、おまけのお話をします。

 

 

 

 

4. 読書の時間と場所

 

 本は常にカバンの中に入れておきます。空き時間はすべて読書にあてるためです。

 

4-1. 電車で

 僕は電車での移動時間はたいてい読書にあてています。

 

 余談ですが、電車の移動中は友人と一緒でなければ、僕は座りません。立ったままの方が鍛えられるし、眠くならないからです。立ったまま読書できるのかということを聞かれることがありますが、僕の場合は全く問題なく読めますし、書き込めます。なので、あなたにも可能だと思います。

 

 

4-2. 待ち合わせで

 待ち合わせ時間を決めることは、相手と約束を交わすことですよね。当然、人との約束は守らなければなりません。自分が相手との約束を守らないのに、相手が自分との約束を守ってくれるわけがありません。お互いに約束を守らない対人関係は僕の人生には必要ないです。なので、まず自分から約束を守るようにします。約束を破らないようにするには、待ち合わせ時間より少し早めに着くようにすればいいだけです。

 

 そして、待っている時間を読書にあてます。万が一、相手が遅れてくる場合でも、待っている時間を読書にあてることができます。

 

 

4-3. 寝る前に

 寝る前にインプットしたことが記憶に残りやすいと言われています。寝る前に20分くらいでも読書の時間をとるようにしたいものです。

 

 寝る前に脳が活性化するような行動をしてはならないという話を聞いたことがあります。そして、手を動かした方が脳は活性化されます、多分(ノートを取っていると授業中でも眠くなりにくいと思いませんか?)。なので、書き込みが多い本よりかは少ない本の方が寝る前の読書には向いているのではないかと考えています。

 

 僕は寝る前の読書はたいてい小説にして、基本的にペンを持たないようにしています。

 

 

 

 

5. その他


5-1. 電子書籍

 紙の本はまぁまぁ重いもんですし、ものによってはかさばります。そこで僕がお勧めしたいのは電子書籍です。

 

「読書中」で書きました「余白コメント」などは少しやりにくいので、小説の場合に電子書籍を使うという方法を僕はとっています。

 

 

5-2. 並列読書

 僕は2冊くらいの本を並列して読むようにしています。

 

 たいてい小説系と学術系か、小説系とビジネス系というセットです。小説系は比較的、頭を使い過ぎず、基本的に書き込みもせずに読むことができます。なので、学術系やビジネス系の読書の休息的な意味合いでも重宝します。また、読みたい小説を常に持っておくのは、上述した就寝前読書のためということもあります。

 

 電車内や人を待っている時の読書でも、学術系・ビジネス系を優先的に読み、集中力が落ちたなーと思ったら小説系に切り替えるという方法を取っています。小説系は楽に読めるて面白いので次第にこちらを優先してしまうことも多々あります笑。

 

 

 

 

 お疲れ様でした。以上が僕の読書の概要です。

 

 

 

 

 このような技術的な読書術を用いることで、1冊1000円で売っている本をあなたにとって、何万円、何百万円あるいはそれ以上の価値のあるものに変えることができます。

 

 本には沢山の情報が書かれていますが、その内のどれがどのくらい重要かは人によって様々です。全てを記憶するのは難しいし、すでに知っていることを知ろうと努力するのは時間や労力の無駄遣いであると僕は思います。残念ながら、僕にはそのような余力はありません。

 

 また、情報を取捨選択・格付けするという行為は必要なものを見抜き、優先順位をつける力の養成にもつながると考えています。なんでもかんでも頑張って吸収すればいいというものでも無いと僕は思います。誰だって記憶力や時間には限りがありますから。自分が知りたいことだけ知っとけばいいんよ、と考えています。

 

 冒頭にも書きましたが、小説や詩集など、全ての文章を読んで初めて一冊としての価値が出てくる本に関しては今回紹介した読書術を適応していません。小説を読む際にも赤線を引いたり、コメントを書いたりすることはありますが、それは2回目の読書の時にそこだけを読むためではありません。心の動いた文章を改めて探す時に効率良くするためです。

 

 僕は本が好きで読書が好きなので、今回紹介した方法を生かして、一人でも一冊の本からでも何かを学び取って、また心を動かして人生に生かしてほしいなぁと思って書いてみました。

 

 本は、書き手にとっては書きたいがために、読み手にとっては学んだり心を動かしたりするためにある、というのが一つの役割なんじゃないかと思っています。素晴らしき読書タイムで、素晴らしきあなたのライフとなることを願っています。

 

 今回はあえて文章だけで僕の読書術を説明してみました。図を使わずに説明することで、相手に伝わりやすい文章を書く力を鍛えることができると考えたからです(と言うか割といつもそう思ってあえて図なしで書いています)。程よい制限による負荷は、良いトレーニングになります。

 

 でもでも、実際のところがよくわからん!という方もおられるでしょう。そこで、『俺の読書術〈実践編〉~こうして本を作り変える~』を絶賛執筆中です。こちらでは、今現在読み進めているビジネス本『Teal組織』を題材に、今回紹介した「読書中」の行程を実例を添えて簡単に説明し直したいと思います。よかったらご参考になさってください。

 

 

 

 

チャンチャン♪

【Life】アウトドア思考 ~荷物は少なく、自分のことは自分でやる。ときにあきらめる。~


 僕の友人に、ミニマリストを目指している女の子がいます。夏をワンピース5枚で乗り切るを目標に過ごし達成した、とあるとき彼女が語ってくれました。男の僕にしてみたら、女性がそれに挑戦することがどれほど大変かイメージしきれないのですが、彼女曰くすごいことだそうです。

 

 僕のお出かけ用スタイル(夏)は基本的にTシャツ2枚です(仕事用は3パターンです)。ネイビー、グレーの二色。長期の泊りは基本的に登山で、登山の場合は山中用と下界用の服2パターンで十分です。2泊以上の下界旅行はほとんど行きません。行くことになったら考えます。なので、これで足ります。服は街用とアウトドア用で兼用していることも多いです。

 ちなみに、今年の夏はこれに新色のホワイトとブラックを追加したいと思っています。

 

 彼女のこの挑戦話から、アウトドア的な考え方は日常生活に応用できるのではないかと考え始めました。なぜなら「アウトドアでは物を少なく、軽く」しようと考えるのは「ごく当たり前」だからです。一緒じゃん、と思いました。

 

 アウトドアは完全なる嗜好品だと僕は思います。生活に必須ではない。でも、生活をより良くする方法の一つとして、アウトドアを日常生活に応用する「アウトドア思考」を提案したいにゃーと考えてみました。

 

 僕がやっているアウトドアはキャンプと登山が中心なので、それを念頭に考えてみました。一口にアウトドアと言っても様々なジャンルがありますが、共通する部分は多いと思いますし、そこを扱ったつもりです。

 

 以前に、アウトドア男子をおススメする理由みたいなことを書きましたが(アウトドア女子もいいと思う)、それに近いような事柄が並んでいます。アウトドア思考+男性=アウトドア男子なので、当然ちゃあ当然かもしれません。

 

yokkon.hatenablog.com

 

 

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【アウトドア思考】
1. 荷物は少なく、軽く
 ミニマリスト的発想です。特に登山では持っていけるものは限られているので、できるだけ少なく、軽いものを選びます。この発想は上記したように日常生活に直接応用できます。日常生活で物が少ないことのメリットとしては空間を広く使えることと、物を探すことに時間を浪費しないことだと思います。同じ理由で、日常生活にとどまらず仕事にも応用できます。特定の案件の話が出た際に、さっと資料が出てくる人は仕事できそうだなーと思いますし、時間を有効活用できると思います。

 

 アウトドアをやってるのに、やたらめったら装備を持っていく人や、必要のないものを持っている人はアウトドア思考じゃないと僕は思っています。例外として、グランピングは「贅沢キャンプ」ですので、物が多いものだと思います(グランピングは「魅惑的なキャンプ」という意味ですが、その魅惑さは物が有り余る「贅沢さ」に由来していると僕は考えています)。

 

2. 外で遊ぶ、体を動かす
 健康を維持するには運動が必要だということは何となく理解してもらえるかと思います。最近では、『脳を鍛えるには運動しかない』といった書籍に代表されるように、賢くなるためにも運動しようぜ!的な流れを感じます。さらに言えば、「アーシング Earthing」という言葉もあり(そんなに広まってないと思いますが)、土に素肌で触れることで土壌中の電子を体が取り込み、体に良いみたいな発想もあるにはあります。結局のところ、「外に出る」「体を動かす」は健康につながり、アウトドアは文字通り、それを十分に満たしてくれます。

 

3. 自分のことは全て自分でやる
 アウトドア、特にキャンプや登山では自炊したり、身の回りの荷物整理したり、といったシチュエーションがたいていあります。そこで鍛えられるのは「最低限の生活スキル」です。自分の周りのことは自分でできるようにしとく、のがアウトドア思考だと思います。

 

4. 自分の体は自分で守る
 上記した内容に付随しますが、アウトドアでは自分の身は自分で守る必要があります。通常のキャンプなどでは想像しにくいかもしれませんが、登山では、「コレ、ゼッタイ!」です。例えば、遭難したときには一人で下山しないといけないということもあります。これを逆に考えると、他人にはできるだけ迷惑をかけない、という思考ともとることができるます。

 

5. あきらめる
 これ、何気に大事なアウトドア思考です。登山などでは天候によって中止するということはままあります。自然には勝てないということを知ること、雨天なりの遊び方を考えることなど、今の状況に合わせて、できる範囲で楽しみます。

 

6. あるもので工夫する
 登山やキャンプでは持っていくものが限られていると先述しました。そしてもし必要なものが出てきた場合、あきらめるという選択肢があることも述べました。もう一つの選択肢は、あるもので工夫するです。キャンプで箸を忘れたとき、僕らは小枝から作ります。雨の日なりの楽しみ方を考えるという話をしましたが、それも工夫の一つかもしれません。

 

《ここまでのまとめ》
 「アウトドア思考」とは、「必要なものだけを持って外に出かけ、自分のことは自分でやり(自分を守ることを含む)、ときに工夫したり、あきらめたりすること」なのかもしれません。暫定解はそんな感じです。これを日常生活に応用すると、「必要なものだけを家に置いて、休日は外に出かけて自然に触れたり体を動かしたりし、ときに工夫したり、あきらめたりすること」かな?うん、できそうだし、楽しそう。

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【アウトドア志向】

 アウトドア思考が身についてくると、次のステップがアウトドア志向だと思います。「○○志向」というのは「○○に気持ちが向いている状態」を表します。ここでの意味は、アウトドア思考を積極的に日常生活に応用していく方法、と捉えてください。

 

A. 身の回りのものをアウトドア用品にする
 僕がそうなのですが、アウトドア思考を意識すると持っているものが徐々にアウトドア用品になってくるのです。というのも、僕は物を持ちすぎないことを大事にしているからです。例えば服に関して、日常用とアウトドア用を分けていたら2倍近くの物を持つことになってしまいますよね。そこで、アウトドア服の中から日常でも使えそうな物を選ぶという方法を取っています。例えば僕は、夏のシャツや財布はアウトドアと日常で兼用しています。

 

B. アウトドアにつながる遊びをする
 アウトドア思考を鍛えるには、アウトドアを楽しむのが一番だと思います。楽しむ過程で、荷物は少ない方が良いとか、最低限の生活スキルは身に着けるとか、自分の身は自分で守るとか、いった思考が染みついてきます。そして、それを実現するためにはどうしたらいいか考えることができます。

 

C. 人を外に連れ出す
 アウトドアの入り口は熟練者に連れて行ってもらうことが多いと思います。アウトドアには危険も伴いますし、やり方もよくわかりませんよね。そして、自分ひとりでもアウトドアを楽しめるようになったら、ぜひお友達を誘ってみてください。アウトドア思考を広げるのです。それと同時に、人に教えることで気づくことも大いにあるので、自分のアウトドア思考がより洗練され、深まることでしょう。

 

D. 一人で生きていく
 アウトドア志向の究極系はここにあると思っています。必要な荷物は少ないし、最低限の生活スキルは身についているし、自分の体は自分で守れるし、一人で生きて行けるじゃん!ここで、注意していただきたいのは「一人で生きていけること」と「一人で生きていくこと」は別の事だということです。一人で生きていけたとしても、その道しか選べないわけじゃないですし、選んでも選ばなくてもいいんです。ただ、実生活的にも精神的にも一人で生きていけるので、相手に依存することがありません。相手に求めるのは「+α」です。例えば、自分の世界を広げてくれる(これは生活に必須ではない)とかです。

 

 

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《最後に》

 これが今の僕が考える「アウトドア思考」と「アウトドア志向」です。僕は、アウトドアに根ざした考え方は日常生活にも、仕事にも、さらには教育にも応用できると考えています。そんな考え方を知ってほしい、できれば取り入れてほしいという思いもあり、サークル活動とかをしています。サークルでは、「アウトドアは入り口」という話をたまーにします。アウトドアを通して身に着いた生き方が、人生をより良く生きることに貢献してくれるんじゃないかなー。そうだったらいいのになー。と思っています。

 

 今回、アウトドア思考をまとめてみましたが、僕の中でもまだ完成型ではありません。公開しといてなんですが、まだまだブラッシュアップする余地がある気がしています。アウトドアを通して、より洗練されたアウトドア思考を提案できるように、自分自身を磨いていきたいと思います。もし、いいなーと思ったら、あなたの生活にアウトドア志向を取り入れていただければ嬉しいです。

 

 アウトドア思考とアウトドア志向で、至高の日々を送りたいですね。

 

 

 

チャンチャン♪

 

【Repost】【Fiction】詩をよむウサギ

 こんな忙しいときに、「今日」という日を迎えたことをもどかしく思います。
やっぱり、忙しい日々は捨て去りたい。
心に余裕を。
それこそが、彼女がくれたものだから。

 

心に余裕を。

 

yokkon.hatenablog.com

 

 

 

【Book】10月読んだ本。

2018年になってひと月たちました。

まだ、10月読んだ本を記録してなかったので、このタイミングで。

僕はこれが本業じゃないので、なかなか時間を作ることができていないのですが、気ままにやっていこうと思っています。

 

 

 

《小説》

1. 砂漠

2. 永遠の出口

3. A2Z

4. 恋愛中毒

5. ねぇ、委員長

6. ガールズ・ブルー1

7. もういちど生まれる

8. ラッシュライフ

9. 結婚相手は抽選で

10. か「」く「」し「」ご「」と「

 

《学術関連》

11. やがて消えゆく我が身なら

12. 女は男の指を見る

 

《その他》

13. 女の機嫌の直し方

 

 

 

10月は小説がやたら多く、10冊も読みました。

たまにあります。こうゆうこと。

小説を読むことに火が付くこと。

そんなときは一心不乱に小説を読みます。

同時に自分ならこんな風に書きたいなぁというアイデアがあふれ出てくるのです。

 

 

 

《小説》

1. 砂漠

抜群に良いです。素晴らしい。

伊坂さんの著作はもともと好きなのですが、「砂漠」はとても良いです。

大人が楽しめる一冊です。

 

大学生の友達グループが主人公となるのですが、それぞれのキャラ立ちが素晴らしい。

特に西嶋くん。

正義感が強く、周囲が呆れるような正論を突き付けるのですが、大人になって、社会にもまれて忘れてしまった気持ち(僕はまだ経験していないのですが笑)を思い出させてくれます。

とても清々しい、The 青春小説です。

 

 

2. 永遠の出口

 

 

 

3. A2Z

 

 

4. 恋愛中毒

 

 

5. ねぇ、委員長

 

 

6. ガールズ・ブルー1

 

 

7. もういちど生まれる

 

 

8. ラッシュライフ

心地よいです。

僕は伊坂幸太郎さんの作品が好きなのですが、今まで読んんだ中でこの本はもかなり好きです。

 

いろんな、本当にいろんな伏線があって、こんがらがんじゃないかってくらいです。

しかし、物語の終盤でそれらは見事にほぐれ、一つの形を作っていくように感じます。

それが「ラッシュライフ」です。

 

伊坂さんの作品に抱いている好印象は、伏線がきちんと回収されて、物語中の謎が最後にはあきらかにされることです。

僕は謎の答えを知りたいタイプなので、最後まであいまいにされるのはあまり好きではありません。モヤモヤする。

そういったところがないこの作品は冒頭に書いた通り、心地よいです。

 

 

9. 結婚相手は抽選で

コンセプトが面白いですよね。

細かい設定は忘れましたけど、結婚相手候補として年頃の異性と抽選でマッチングさせられます。

確か、三回までは断ることができたんだったかな。

三回以上断ると、徴兵みたいなものに従事しないといけなくて。

 

三回はちょっと厳しいなぁと思いますが、第三者が選んだ相手と会ってみるというのは面白いと思います。

僕の友人にお見合い結婚の方が結婚生活が長く続くという主張を持っている人がいます。

その人によると、お見合い結婚だと、見極める期間が短いので結婚してから相手に合わせようとするのだと言うのです。

 

その真意は別として、抽選結婚も同じようなものだと思いました。

長く付き合って、相性ピッタリ!と思って結婚するとガッカリすることも、そりゃおおいでしょう。

相性ピッタリな人なんて、(ほぼ)いないのですから。

抽選で選ばれた人の中から結婚するとなれば、お互いに合わしていこうと思いやすいのではないかなとか思ってしまいました。

 

つまるところ、相性ピッタリの人なんていないのだから、何結婚であっても、ある程度は相手に合わせることが結婚生活を長く続ける秘訣なのかなと、青二才は思いました。

しかし、それが本当に幸せかどうかはまた別の話で、、、笑。

 

 

10. か「」く「」し「」ご「」と「

住野よるさんの作品も好きで、たぶん今まで全作品を読んでいます。

住野さんの作品も伏線が多く、ちょっとした言葉遊びやセリフ選びなんかも僕好みです。

しかし、この作品では伏線の回収がないというか、謎が謎のままであいまいなまま終わります笑。

その辺が、結局どうなのー!って思ってしまう作品です。

つじつまが合うように、物語の裏設定を自分で考えたりすることが好きな人にとっては楽しいかもしれませんが、僕はそれが億劫なタイプです笑。

 

 

《学術関連》

11. やがて消えゆく我が身なら

タイトルは「~なら」ってなってますけど、僕らはやがて消えるんですよね。

それは間違いないです。

消えるというか死んでしまうわけですけど。

 

今、この瞬間までは生きていたことが保証されていますが、次の瞬間はわからない。

そのことは東日本大震災の時に、僕に突き付けられました。

できるだけ生きている時間を有意義に使うために、僕らは死ぬんだということを実感する本をたまには読んだ方がいいというのが僕の持論です。

この本はいずれ死ぬんだから、肩の力抜いて好きに生きろよ、といった感じなんですかね。

どんな感じでも、このような終末系著作をちょくちょく読みたいです。

 

 

12. 女は男の指を見る

男性の指って女性から見てセクシーらしいですね。

この本とか、他の情報によると。

全く共感できないですけど笑。

 

なんで指がセクシーか考えてみました。

セクシーは「性的魅力がある」って意味です。ざっくりと。

指のどこに性的魅力があるのか?

指は自在に動かすことができて、それは他者の意志に完全に委ねられていることじゃないかなと思いました。

 

自分では制御できないものが、様々な動きをして自分に近づいてきたり、離れて行ったり、触れたり、輪郭をなぞったり。

ゾワゾワしません?笑。このゾワゾワ感、これがセクシーなんじゃないかと思いました。

 

 

《その他》

13. 女の機嫌の直し方

タイトルは「女の~」となっていますが、女性ばかりにフォーカスしているのではなく、女性と男性の考え方の違いを脳科学研究の観点から見て行こうという本だった気がします。

 

よく言われているように、男性は結論を求め、女性は共感を求める。

これは自分自身の日常生活でもひしひしと感じていることです。

だからって、相手に「合わせてよ!」と要求しても上手くいかないのも当たり前で、ちょっと考えればわかること。

じゃあ、自分が相手に合わせればいい、わけですがこれもまた難しい。

 

どうするか?友人ともそんな話をすることはありますが、答えは見当たりません。

個人的には、この本に書かれているような男女の生物学的機能性差を理解しておいて、たまに見返すことがカギだと思っています。

この手の本はたくさんあります。

数冊を読んで、男女、例えば夫婦の見える場所に置いておくとか。

 

たとえ、求めるものの違いから諍いが起こっても、少し待って、落ち着いた後にそういえば僕らは違うものを求めていて、それで食い違ったんだで思えるような気がするんです。

相手が悪いんじゃなくて、「食い違った」と思えるといいなぁなんて思うんです。

 

 

 

 

【Book】一年間で読んだ本。(2016.10-2017.09.)

2016年の10月からふと思い立って読書記録をつけ始めて、先月の9月に一年が経ちました。

 

振り返ると、この一年でこれほどの本を読めるとは自分自身でも思っていませんでしたし、それだけ読めたことで自信がついたように思います。

それでも、読みたい本は山ほどあり、「Book」と名付けられた僕のブックマークフォルダにはどれほどか検討もつかないくらいの書籍が並んでいます。

これからも無理なく程々に、先輩たちの知恵や考え方に助けをもらい、知らないことに触れる喜びを感じて生きていきたいと思います。

 

なんてね。

 

年総数:103冊

月平均:8.58冊

 

(月/冊数)

2016 

10月 6

11月 8

12月 7

 

2017

1月 10

2月 7

3月 10

4月 8

5月 3

6月 12

7月 12

8月 13

9月 7

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自分でもよくわかんないけど、「偏見を捨てる、視野を広げる、読んでみて考える」をテーマに選書していたような気がします。

 

読んで面白かった本ベスト3とかやりたかったんですけど、良い本が多すぎて無理でした笑。

なんで、ちょこっとだけ紹介します。

 

 

 

《小説》

1. 太郎物語

主人公である太郎 とその両親の考え方、掛け合いに、子育てについて考えさせられました。

 

2. キミがビキニの紐を解いたなら

いわゆる官能小説というジャンルですが、この本がどうこうではなく、「官能」だけで敬遠することなく未知のジャンルに飛び込んだことが僕にとってよい経験になりました。

偏見を捨てること、広い視野を持つことの大事さを改めて教えてくれました。

 

3. ワイルド・ソウル

スピード感のある小説とはまさにこれのことです。 

 

4. ボノボとともに

ヒトに最も近いサルと言われる「ボノボ」、その生態と現状を知ることができます。 

 

5. 天使と悪魔

ダン・ブラウン著作のロバート・ラングトンシリーズはすべて面白いのですが、その中でも最初に出会った「天使と悪魔」において、「科学と宗教」について考えることが楽しかったです。 

 

6. 夜のふくらみ

窪美澄さんの著作で、僕が読んだ中で断トツで おもしろく、人間の感情の動きが見える作品です。

 

7. 砂漠

 実はこの一年間ではなく2017年10月に読んだのですが、めちゃくちゃ良かったのであわせてご紹介します。キャラクターが最高で、特に西嶋君の言葉は胸に刺さります。

 

 

 

《学術関連》

1. 日本語の作文技術

誰かに思いを伝える手段の中で主要なもののひとつ「書くこと」、改めて上手く伝えるには?を考えさせられました。 

 

2. あなたはボノボ、それともチンパンジー?

人に最も近いサルと言われるボノボチンパンジー、そしてヒトについて生存・生殖戦略 を比較する部分が特に面白かったです。

 

3. 外来種は本当に悪者か

外来種駆除については昔から疑問を持っていたこと、そのことに科学的・統計的な知見からひとつの暫定解を示してくれ、物事は一方の側面だけで見てはいけないことを教えてくれます。 

 

4. GO WILD

トレランを始めるキッカケになった本で、この本のおかげで、山の中という複雑な道を障害物をよけて走ることの脳への刺激を楽しめるようになりました。 

 

5. 「その日暮らし」の人類学

僕たちは明日が来ることを当たり前に思っていますが、そうではない生活が同じ地球の上にあることに気づくことができました。 

 

6. 進化倫理学入門

世の中にはびこる背徳行為(不倫とか) がなぜ起きるのかを生物学的に説明する「進化倫理学」、背徳を肯定するのではなく、その背景を理解するために。

 

7. モラル・アニマル

同じく、社会で倫理的に問題となることを 生物学的に解いていきます。

 

8. ヒューマン

なぜ私たちは他の生物とは違うのか、生物としてのヒトから私たち人間のプロセスを負う過程で、人間らしさに気づきました。

それは「今、ここ、私以外を想像する力」だと僕は思います。 

 

9. 生殖医療の衝撃

 世界規模では人口過多が騒がれる中で、ひとりの子を授かるためにここまでの努力が行われているとは、知らない世界を知ることができました。

 

10. 男が知りたい女のからだ

女の体も男の体も正直言ってよくわかりませんが、お互いに理解を深めようとする姿勢が和解を生むと思います。思春期・妊娠・出産・堕胎・更年期などについて真面目な解説本です。 

 

11. 恋愛を数学する

 数学的に理想のパートナーに出会う方法があるということに驚きましたが、人生はそれほど甘くないことには面白く思います。

 

 

 

《その他》

1. 自分のアタマで考えよう

 

2. 未来の働き方を考えよう

 

3. 自分の時間を取り戻そう

「ちきりん」さんが書かれたこれらのシリーズは、なんとなく分かってるんだけど見過ごしている点を突かれていて、楽しく生きるためには持っておいた方がよいスキルを授けてくれます。 

 

4. 採用基準

どんな人が必要とされているのか、わりかし共感できたので、少し安心しました。 

 

5. 女子大生風俗嬢

知らない世界に触れられたことが面白かったですし、いろんな人生があるので、偏見を捨てなければいけないと自戒しました。 

 

6. 私がマッキンゼーを辞めた理由

マッキンゼーを辞めてお笑い芸人になった話、その決断には少し背中を押してもらえます。 

 

7. Give and Take

「与えること」が良いんだ、そのことを再認識し、迷ったときに「与える選択」を後押ししてくれる本です。 

 

8.快楽の奥義

現代のコミュニケーション問題に思いもよらない視点から切り込んでくれる本で、やはり表紙やタイトルからの偏見はダメね、と思います

 

9. 山の天気に騙されるな

山岳気象学への門戸を開いてくれた本で、今では空を見ながら(足元も注意して)山に登るようになりました。 

 

10. 愛するということ

愛の形態は一直線上にあり、「自己愛(自己承認)→家族愛→友愛→恋愛→人間愛(全ての人への愛)」と進むのだと思いました。

各ステップの愛が満ち足りないと、次のステップへは進めない。

だから恋愛は難しく、まずは自分を愛することが大事だと思いました。

 

 

11. 快楽主義の哲学

幸福<快楽、が素敵やんと思いました。 

 

12. 震災風俗嬢

 まったく想像もしていなかった証言が次々と飛び出し、風俗嬢が与えていた(また、彼女たちも与えられていた)安心感がどれほどの影響力を持っていたのかを思い知らされました。

さんざん言っていますが、偏見を捨てられるように。

 

 

 

次の一年間も、面白い本にたくさん出合えますよーに!

 

 

 

チャンチャン♪

 

【Book】9月読んだ本。

9月で、読書記録をつけ始めてから一年が経ちました。

そんな9月に読んだ本は7冊でした。

今のところの平均は8-9冊なので、ちょっと少な目。

でもこくれくらいが無理なく、妥当な気がします。

 

 

 

《小説》

1. 神曲・ 煉獄篇

2. もらい泣き

 

《学術関連》

3. 環境生殖学入門

4. おっぱいの進化史

 

《その他》

5. 家族という意志

6. 山の天気に騙されるな

7. 体験的登山技術論

 

小説・学術関連・その他のバランスもとれていて、なんというか模範的な月でした。

 

 

 

《小説》

1. 神曲・ 煉獄篇

ダン・ブラウンの「インフェルノ」という作品で、ダンテの「神曲 煉獄篇」がテーマとに取り上げられていました。

インフェルノ」では、世界でこれだけ知られているのも関わらず読んだことがないという人が多い本はないとして、「神曲  煉獄篇」に言及しています。

 

たしかに。

じゃ、読むか!ってことです。

 

作中ではダンテ自身が 煉獄をめぐります。

やっぱりちょっと難しかったと思います。

ダンテが 煉獄をどのように捉えていたかはすごくよくわかります。

描写はグロテスクです。

 

この作品には関連した絵画が多数存在し、書籍中でもいくつか参照してくれています。

それらの絵画と一緒に楽しむとイメージもつかみやすく、面白いと思います。

 

こういったいわゆる「古典文学」は、なんだか難しそうといったイメージで敬遠してしまいがちですが、ずっと愛され続けている古典には、ずっと愛される理由があり、それだけ素晴らしい作品であることもあると思います。

読みたい本がありすぎて中々手が回らないのが本音ですが、少しずつ読んでいきたいです。

今を生きる僕らと、過去に生きた著者、その間にはどんな相違点があり、共通点があるのか。

楽しみです。

 

 

 

2. もらい泣き

泣ける小説を探していて出会ったのがこちら。

著者がいろんな人に話を聞いて、そのエピソードをミックスして、少し変えて話を作るというのが面白いと思いました。

やってみたいなーと笑。

 

僕は自分の心の中しかわからないし、自分の人生のエピソードは網羅してるけど他人の人生は全然わかりません。

だから、なんなく人生を生きているのは自分ひとりだけで、他の人たちはサブキャラクターのように感じてしまうことがあります。

ちょうど、RPGをやっていて主人公を操作しているけども、他のキャラクターの動きはコンピューターで決まっているみたいな感じになってしまうことがあります。

他の人にも意志や思考があるのかな、、と不思議になります。

 

でも、この作品を読んでいると、(当然ですが)それぞれの人生にはそれぞれのエピソードがあり、苦しいも楽しいも悲しいも面白いもあるのだなぁと。

そんな当たり前のことにあらためて気づきます。

そこが素敵です。

 

 

 

《学術関連》

3. 環境生殖学入門

「環境生殖学」ってなんだ?

ということで読んでみました。

 

僕の選書はAmazonのおすすめや購入した書籍の関連本、人からのおすすめ、ネットのまとめサイトで見つける、本屋で一目惚れ・ジャケ買いなどが主なものですが、この本は先月読んだ「生殖医療の衝撃」の関連本だったと思います。

 

要は環境ホルモンの話です。

書籍中でも言及されているように、一昔前は環境ホルモンの話はテレビなどでも盛んに出ていたような気がするのですが、最近めっきり聞かなくなりました。

(僕がテレビを見なくなったことも関係しているのか?)

 

久々に環境ホルモンに関する本を呼びました。

結局のところ、本当に悪影響があるのかよくわからない問題だと僕個人的には思っています。

でも、携帯から発せられている電波など、よくわかんない問題は日常にありふれています。

よく分からないから考えない、ではなく、自分なりに考えて、考えの範囲で意見を持っておくことが大事だと思っているので、頭の隅っこで考えていきたい問題です。

 

 

 

4. おっぱいの進化史

友人からお勧め頂いた本です。

最近の僕はできるだけ、人からお勧めしてもらった本は読むようにしています。

そして、感想も送ると。できるだけ。

 

この本が面白いと思ったのは、売り文句です。

おっぱいで育つのは数ある生き物の中でも哺乳類だけです。

だから、おっぱいは哺乳類らしさ。

そんなおっぱいについて、知らなくてどうするのだ!

といった感じだったと思います。

 

なるほど、たしかに。

母乳でそだつからこそ「哺乳」類だということを完全に忘れていました。

日本語では、乳房も母乳も、あわせて「おっぱい」と呼ぶことすら忘れていました。

僕たちは当たり前をついつい軽視して忘れがちです。

当たり前に目を向けなければ、と読んでみた本です。

 

いやらしさは全くなく、科学的に哺乳類全般のおっぱいについて書かれた真面目本です。

特におもしろいなーと思ったのは、クジラやイルカなどの海に棲む哺乳類の授乳や、カンガルーの子どものマイ乳首などです。

カンガルーの子育てでは、生育段階の異なる子どもに同時におっぱいをあげなくてはならない時期もあります。

子どもの生育段階に合わせておっぱいの組成も変わります。

なんと、カンガルーのお母さんはそれを調整して、異なる乳首から、異なる組成のおっぱいを出すそうです。

そして、子どもにはそれぞれのマイ乳首があり、そこから決まっておっぱいを飲むそうです。

すげー。

 

 

 

《その他》

5. 家族という意志

家族とか、生死とかについて書かれた本ですかね。

老人介護のありかたについて、著者の体験をもとに話が進んでいく部分は読みいってしまいました。

文体が堅めで読みにくいのが少しもったいないと思うのですが、とても興味深いことが書かれいます。

 

「無縁死(孤独で引き取り手のいない状態での死)」や介護など、僕たち若者にとってはもう少し先延ばしにできる問題について考えさせられました。

僕たちは生きている限り、老いていきます。

僕たちよりその「老い」のステージの先にいる祖父母、両親は老いの問題により早く激突します。

そのときに彼らがどう苦しむのか、どう乗り越えるのか、自分たちに何ができるのか、そして自分たちがそれにぶつかったときにどうするのか。

 

なんだか暗く、悲しくなりました。

いつもでも生きているのは嫌だけども、老いるのも、老いを見るのも嫌。

今のこの体のまま70歳くらいまで生きて、ある瞬間にストンと人生が終わればいいのにと思いました。

でも、それはできないから、老いと向き合っていかないといかんなーと感がる青二才です。

 

 

 

6. 山の天気に騙されるな

山の気象学に関する本です。

僕の趣味の一つが登山で、その技術向上を目指して読みました。

 

山の天気は刻々と変わり、予想するのが難しいです。

でも、逆に言えば、刻々と変わるその変化を見ているだけで面白く、その予想が当たったときはうれしいものです。

山頂や見晴らしの良いところで、雲の流れを見ているだけで楽しいのです。

 

また、その変化を科学的に分解していくことに僕の知的好奇心が満たされます。

気象学という分野に関して、きちんと勉強したことはありませんが、これを機にちょっと手を出してみようと思っています。

物理や化学の知見から天気の流れを考えることで、日ごろの天気予報を見る目も少し変わって、日々が楽しくなっています。

 

 

 

7. 体験的登山技術論

こちらも登山技術をあげようと読んだ本です。

 

登山の面白いところは、こうやって頭を使って自分なりの「哲学」を生み出すことにあると思います。

世の中にはいろんな登山方法論がありますが、それらを混合したり、自分で生み出したりして「俺はこうする」を見つけるのが楽しいのです。

 

苦しさを乗り越え頂上に立った喜びや、大自然に触れる楽しみももちろんありますが、登山には山に登らない楽しみもあります。

 

 

 

 読書記録をつけ始めて一年たって、振り返ってみると、記録をつけることで振り返りやすくなり、頭に残りやすくなりました。

つまり、読書効率が上がっていると思います。

読書量も増えましたし、何を読んだかがわかるのでバランスも考えるようになりました。

ついつい読みやすい小説ばかりに手を出してしまうことなく、学術、古典なども積極的に読むことができています。

さらにこれから一年、続けていけたらいいなと思います。

 

 

 

チャンチャン♪

 

 

【Fiction】リバース/リバース 〜もしも朝が夜で、半生×2 = 一生なら〜

 ある晴れた日の朝、俺は星を見ていた。

 

 この世界で、朝と夜が逆転してから久しい。昔の文献を読んだり、おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんくらいからの伝承を聞いたりすると気づく。今、この世界で当たり前のことが昔は当たり前じゃなかったことに。昔は、星は夜に見るものだったらしい。

 

 

 

 それは、日本の夏にしては過ごしやすい朝だった。じいちゃんと俺は地元の花火大会へ出かけた。

 

 出かけたと行っても、花火が打ち上げられている近くの会場までは行かなかった。そこは人が多いからだ。じいちゃんは「じいちゃん」なのだ。その言葉が含意することには「若くない」があるだろう。見た目に若かったり、心が若かったりするじいちゃんはいる。実際、俺のじいちゃんは好奇心旺盛、チャレンジ精神優勢、平成! ジャ、、、生まれではないが、若いじいちゃんだった。けど、じいちゃんである時点で身体(からだ)は若くないのだ。そして俺はじいちゃんのそれを実感することに嫌悪感を抱いていた。老いることは当たり前のことなのだが、目を向けたくなかった。だから人が多い会場には行かなかった。ように思う。

 

 明日の朝に花火を見に行きたいと言ったのはじいちゃんの方だった。

 

 実はこの日は夜、俺は友達と山に出かけていた。だから疲れていた。けども俺はじいちゃんに対してはYes Manだった。だからそう言った。クリスマスでもないのに。俺はじいちゃんに対しては甘い。そのせいか、甘納豆とアイスクリームが大好きなじいちゃんには可愛がられていた。ように思う。よく、孫は目に入れても痛くないと言うが、じいちゃんにとっては虫歯も痛くないといったところだろうか。

 

 星降る朝に花火が上がった。

 

 家を出て、少し、五分くらい歩くと小さな橋がある。僕が暮らす市と隣りの県の市を結ぶ橋だ。俺たちはそこで花火を見ることにした。花火は小さくしか見えないが、それでもじいちゃんと俺はそこで立って花火を見た。小学校以来、久々に見た地元の花火は思ったよりも長い時間打ち上げられた。四十分くらいだろうか。十分ではない。もう、十分だった。

 

 面白い話がある。

 

 カップルで花火を見に行くと、その日の夜は盛り上がるらしい。花火の消えていくその儚さに、生命の終焉を見るらしい。死ぬ前に自分たちの生きた証しを遺さなければ、となるそうだ。人間の脳は可笑しい。笑ってしまう。嘘か誠か、怪しいと俺は思っていたのだが、中学生のときの友人が自慢げに語っていたことを今も覚えている。俺という人間はおかしなもので、興味のないことは全然覚えられないし、覚えたつもりでもてんで、いや点でも線でも立体でも、思い出せないのだが、生命に関わることとなると頭にスッとインプットされるらしい。俺も生き物で、あぁ生きてるなぁ、と思う。やっぱり自分が可愛いのだ。

 

 生命の終焉。

 

 花火が上がる。歓声が上がる。僕にとっては盛り上がるどころではない。生きた証しを刻むのは、俺の頭の中だ。朝空に打ち上がる花火よりも、じいちゃんの後頭部を見ていた。ように思う。

 

 人の一生は、二つ分の対称的な半生でできているんじゃないかと思うことがある。

 

 生まれて、老いていくプロセスは面白い。生まれたとき、一人のヒトができることは多くない。俺達を含む世界中の何人かは教育を受け、勉強をさせられ、出来ることを増やしていく。しかし、人生のある点を過ぎると、それが逆転する。できないことが増えていくのだ。人が生きていく上で選択を繰り返し、自分の道を決めて歩み出すことで、多くの人が別の道には行けないと思ってしまう。

 

 それだけじゃない。

 

 身体的な老いから、できないことも増える。小さな文字が読めなくなる、走れなくなる、肩が上がらなくなる、記憶が悪くなる、歩けなくなる、食べられなくなる、元気がなくなる。そして、亡くなる。たいていの場合、生まれてからしばらくと死ぬ前のしばらくは誰かのお世話が必須となる。そう考えると人生の対称性を感じる。俺はどうにかまだ、その分岐点の手前にいる。ように思う。できないことも増えているが、できることもまだまだ増えている。こんなことができたらいいなを想像することができる。逆上がりができたら、彼女ができたら、子どもができたら、明日、友達が学校に全身黒タイツで来たら。いいなと思う。

 

 じいちゃん。

 

 じいちゃんは言った。

 「なあ、洋一郎。」

 俺の名前は洋一郎と言う。「太平洋で一番の男」という意味だ。世界一を取ることは生まれた時から期待されていなかった。それでも、あの大きな太平洋で一番だ。立派じゃないか。それに、「世一郎」よりは洋一郎の方が好きだ。母とではなく、野田さんといっしょ。

 「よう聴いとけよ」

 「聞いとけ」ではなく「聴いとけ」。同じ「きいとけ」なのだが「しっかり」というニュアンスがその音には込められていたように思う。だから俺の頭の中では、そう変換された。

 「いいか、今の当たり前は将来の当たり前じゃないんや。お前の当たり前も将来の当たり前じゃないし、他の誰かの当たり前でもないんや。」

 俺の顔から、笑顔は消えていた。そう言ったじいちゃんの目も笑っていなかった。登山の成果、いや、せいか、俺の膝だけが声も立てずに笑っていた。何の脈絡もなく、そんなことを言ったじいちゃんを笑ったのではない。ように思う。

 

 ぼんやりしか姿を見せていない太陽と星たちがきらめく朝、じいちゃんと俺が見た花火は、生命の終焉をほんのりと感じさせるほどに儚く綺麗だった。そして花火大会は終演した。

 

 

 

 どうだろうか。あなたは、朝に花火なんて見ることができないと思ってはいないだろうか。

 どうやら、あなたはあなたの当たり前に縛られているらしい。

 どうやったら、朝に花火を見ることができるだろうか。

 

 早起きで早寝のじいちゃんに花火を見せてあげるためには、どうしたらいいのだろうか。

 

一つの答えがリバース。

 

 

 

 まだまだできることあるでしょ。できなくなることもあるでしょ。当たり前ができなくなるまで、まだ時間はあるんでしょ。じいちゃん。

 

 

                                                                         Fin.