【Book】3月読む本。
3月は小説も読みつつ、学術関連の本を読みつつという目標を達成したいと思います。
テーマとしては、フィールドワークによる霊長類学・人類学を中心に置くことにします。
3月読む本はこちら。
《小説》
1. 天使と悪魔・上
2. 天使と悪魔・中
3. 天使と悪魔・下
4. ボノボとともに 密林の闇をこえて
5. ワイルドソウル・上
《学術関連》
6. 生涯をかけるテーマをいかに選ぶか
7. 初めてのフィールドワーク アジア・アフリカの哺乳類編
8. 野生のゴリラと再会する
9. 道徳性の起源 ボノボが教えてくれること
《その他》
10. 東大囲碁教養講座
それでは、一個ずつ見ていきます。
1-3. 天使と悪魔・上中下
300ページ近くある本を3冊も読むという強気なスケジュールに出ることができた理由は、すでに読み終わってしまったからです。
平日の3日で3冊読むことができました。
それくらい面白い本です。
うちの研究室の秘書さんが「面白いから」とお勧めしてくれた本です。
宗教と科学、人類に幸せをもたらすのはどちらか、といった視点は研究している身からすると非常に考えさせられました。
どっちが良いということはないし、バランスも大事だと思うので、自分が今身を投じている分野に偏向した考え方を持たないようにしたいと思いました。
また、欧州を始めとする宗教芸術には全くと言っていいほど興味がなかったのですが、この本をきっかけにベルニーニの彫刻に興味を持ちました。
人生で初めて「生で観たい彫刻」というものを持つことができました。
「聖テレジアの法悦」というものなのですが、大理石の彫刻とは思えないほどの柔らかな曲線に思いをはせていました。
4. ボノボとともに 密林の闇をこえて
ヒトを除く霊長類の中で、僕が最も興味を持っているのが「ボノボ」です。
チンパンジーと共に、「ヒトに最も近いサル」と呼ばれています。
最近、そのボノボに関する本や論文をちょこちょこ読んでいるのですが、なんと小説にもなっているではありませんか!
ということで購入しました。
来週辺りに読み始める予定ですが、非常に楽しみにしています。
5. ワイルドソウル・上
たぶん、いつかの「〇月読む本。」にも登場した本です。
「ワイルド」という単語に惹かれたとか書いたような笑。
「3月読む本。」には、小説が5冊含まれるといった太っ腹ぶりですが、3冊はすでに読み終わっているし、たいていの小説は比較的早く(2,3日)で読めますし、5冊くらいはいけるのではと踏んでいます。
6. 生涯をかけるテーマをいかに選ぶか
「テーマ」ってなに?
「人生のテーマ」?
って思われる方もいるかもしれませんが、「研究テーマ」です。
研究の世界で生きていく人たちにとって「研究テーマ」は非常に重要で、そのまま「人生のテーマ」になってしまう人もいると思います。
それくらい重要な研究テーマ、先人たちはどのようにして選んできたのかを著者が紹介します。
東工大の講義のひとつだそうです。
僕は生き物が好きで、生物学の多くの分野に興味があります。
しかし、残念ながら自分自身で研究できるのは、一分野のごくごく狭い部分のみ。
だったら、どんなことを研究するかというのは非常に重要です。
ちょっとしかできないので、そのちょっとを何に絞るのか、最近考えていました。
そんな問題の解決の糸口でもつかめたらいいなーと思っています。
7. 初めてのフィールドワーク アジア・アフリカの哺乳類編
最近僕が関心を抱いている霊長類ボノボの話を上記でちょっとだけしました。
さて、ボノボの研究はどのようにして行われているのでしょうか。
フィールドでの研究と実験室での研究と、大きく二つありますが、僕の関心が特に強いのがフィールド研究です。
そこで、ボノボが生息するアフリカを含んだフィールド研究に関する本を読んでみようと思いました。
京都大学の野生動物研究センターの学生を含んだ研究者たちが自らの研究実態について執筆しています。
8. 野生のゴリラと再会する
京都大学総長山極先生の著書で、フィールド研究で対象とし、心通わしていた特定のゴリラと26年ぶりに再会するというお話です。
フィールド研究の神髄を垣間見ることを楽しみに購入しました。
また、レビューでは、山極先生の筆に感動するという旨も書いてあったのでハンカチを用意します。
9. 道徳性の起源 ボノボが教えてくれること
またまた、ボノボです笑。
ボノボは非常に平和的な動物として知られています。
群れで行動しており、群内・群間のいざこざは多少あるものの、近縁種のチンパンジーのように仲間を殺したりはしません。
また、協調行動や利他的行動も多くみられるといいます。
そのような霊長類を研究することで、ヒトについて知る、のが「霊長類学」という学問です。
本書では、特に平和的なサルであるボノボの道徳性について注目しています。
正直、学術関連本4冊は読了できるか怪しいですが、3月中に本書の途中まで行けたらいいなーと思っています。
10. 東大囲碁教養講座
囲碁始めました。
理由はいろいろあるんですが、頭を使いそうなゲーム(囲碁、チェス、将棋など)を何か始めたいなーと思っていました。
難易度、プレイ人口、国、、、様々な要素を考慮して囲碁にしました。
結局のところはiPS研究所の山中先生も始めているらしい、僕のおじいちゃんが囲碁好き、母片の家系は伝統的に囲碁が強いらしい、高齢者との交流を持てるかもしれない、、、といった「人」の要素が決め手となりました。
(就活みたいですね笑)
ネットでルールを覚えて、オンライン囲碁をちょろっとやってみたのですが、全然勝てないので指南書を購入することにしました。
いろいろ調べてみた結果、東大の教養科目で囲碁があることに驚き、それについて教科書的に書かれた本があると知り、それが本書です。
読みながら、囲碁を打ちながら覚えていきたいので、この本は3月中に読み終えたい本ではありません。
だらだら読みながら、時に立ち返って、実践しつつ、囲碁を上達していきたいです。
んで、いつかはおじいちゃんとよい勝負できるとこまで持っていきたいです。
すでに読み終わっているのが3冊、読み終わらなくても良いのが1冊ということで、3月は余裕があるので、10冊の本をピックアップしてしまいました。
残りの6冊中、5冊くらいは読了したいと思います。
今回選んだ学術関連本のうち「道徳性の起源」以外は、比較的平易に書かれた本っぽいですし、すらすら読めると見込んでいます。
3月のテーマであるフィールドワークによる霊長類学・人類学を楽しみたいと思います。
チャンチャン♪