Bunshuが歩く。

歩くように日々考えていること、思っていること。思いつき。

【Book】5月読んだ本。

この「読んだ本」シリーズを書いていると、いつも時の流れの遅さを感じます。

一日一日を思うと、あっという間なんだけれど。

ひと月前を振り返ると、「まだひと月しかたっていないのか」といつも思います。

「読んだ本」シリーズを書くことによって、月に一度、時の流れを意識できることはひょっとするとすごく意義深いことなのかもしれないと思うのでした。

 

 

 

さて、5月は、、、3冊しか本を読むことができませんでした。

 

記録をつけ始めてから最小数です。。

5月はちょっと忙しかったのです(といった感じにひと月前を振り返ることができる)。

しかし、とても面白い3冊に出会うことができました。

 

《小説》

当該なし

 

《生物・学術関連》

1. ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか

2. いじめは生存戦略だった!?

 

《その他》

3. 愛するということ

 

 そして、これら3冊のうち2冊から、僕の人生においてひょっとしたら重要になるかもしれない洞察を得ることができました。

そういった意味で、とてもコスパのよい5月でした(といった感じにひと月前を振り返ることができる)。

 

 

 

1. ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか

生物学的に僕たち人間を動物の一種として表現する場合には「ヒト」という書き方をします。

一方で、社会や文化に重点をおいて他の動物とは一線を画して表現する場合には「人間」と書きます。

 

ヒトから人間に。

他の動物と私たち人間という動物の違いは何か?を最新の科学的証拠で迫っていこうという本です。

 

知らなかった知見が山ほどあり、スマホにメモを取りながら読んだのですが、恐ろしい量になりました笑。

 

その中で、「人間らしさ」というフワッとしたものが自分の中で輪郭を作り出してきました。

人間らしさとは、いま・ここ・わたし以外を想像する力、なのかなぁと。

 

yokkon.hatenablog.com

 

 

 

2. いじめは生存戦略だった!?

いわゆるジャケ買いってやつです笑。

 

「進化倫理学」という分野を扱った本です。

人間の行動(例えばいじめ)を進化生物学の観点から解釈しようというものです。

 

僕が大好きな生物学の中でも、進化生物学はかなり好きな部類に入ます。

進化学の観点からヒトや動物の行動の意味を考え、「こういう理由か!」と閃いたり、わかったりしたときの感覚が何とも言えず、病みつきになっています。

 

しかし、進化学は道徳に反する行為に対してもっともらしい言い訳を与えるものではありません。

生き物だから仕方ないじゃん、とはならないのです。

 

ヒトとしての性質を理解した上で、人間としてどのように生きていくか。

どうしたら背徳行為で悲しむ人を減らすことができるのか。

 

 

 

《その他》

3. 愛するということ

この本については僕が以前に書いたエントリーを引用することにします。

 

『愛の形態は一直線上にあるのかなぁ、と思います。

自己愛(自己承認)→家族愛→友愛→恋愛→人間愛(全ての人への愛)

各ステップの愛が満ち足りないと、次のステップへは進めない。

(だから恋愛は難しいわけです笑)』

 

これが、この本から得られた最大の洞察です。

まずは自分を「愛するということ」 。

 

yokkon.hatenablog.com

 

 

 

5月は3冊しか読めませんでしたが、素晴らしい本に出合えました。

また、6月は5月の埋め合わせのごとくたくさん読んでいます。

それでも、読みたい本は増えるばかりで、僕のブックマークは膨れるばかりです。

 

本を読むことによって知らない世界を知ることができます。

僕にとって、それはとても楽しいことです。

 

特に、絶対に知りえない世界(例えば、男性にとっての女性とか、歴史とか、地球の反対側で送る一生)を知ることが楽しいのかなぁと最近思っています。

 

 

 

チャンチャン♪

 

【Book】【Life】愛の形態は自己愛から始める一直線上にあるのかなぁ。~「愛するということ」を読んで~

『愛するということ』エーリッヒ・フロム

 

後輩にオススメしてもらった本。

 

古典なのに斬新。

 

「愛することは技術である」とフロムは言います。

技術だからこそ、関心・理論・実践をもって学ばなければならない、と。

 

愛は与えること。

与えることは、失うことではありません。

与えることで、自分の中に生まれるものがあります。

それが愛。

 

自分がしてほしいことを相手にもしてあげなさい。

どこかで聞いたことあるような、ないような。

されるためには、まず自分からすること。

しない人が、されることはない。

 

愛の形態は一直線上にあるのかなぁ、と思います。

自己愛(自己承認)→家族愛→友愛→恋愛→人間愛(全ての人への愛)

各ステップの愛が満ち足りないと、次のステップへは進めない。

(だから恋愛は難しいわけです笑)

 

まずは自分を愛すること。

そして自分自身を与えること。

 

 

 

チャンチャン♪

 

【Book】【Life】人間らしさとは、いま・ここ・わたし以外を想像する力。~「ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか」を読んで~

『ヒューマン なぜヒトは人間になれたのか』

 

僕が思うに、人間らしさとは「いま、ここ、わたし以外を想像する力」です。
この能力が他の生物とは、ちと違うと考えています。

 

時間的にも、空間的にも、精神的にも、視野は広い方がいい。

 

「人間の起源」に迫るだけでなく読者の視野を広げることを裏テーマに置いた面白い本でした(^^)

 

僕たちが想像するのは自分の老後と子どもの一生くらいまで。
その後の地球は?地球の反対側では?あの人は?

 

 

 

チャンチャン♪

【Life】自分を大切に、周りを大切に、世界の人を大切に。~マーク・ザッカーバーグのハーバード大学卒業スピーチを聞いて~

僕はFacebookのおかげで、いろんな人に会えたし、いろんな経験ができました。
間違いなく、それがあって今の僕があります。


そんなFacebookを作ったマーク・ザッカーバーグハーバード大学での卒業スピーチ。

 

「自分だけの幸せを考える時代ではない。」
しかし、自分の生活が満ちていないと他の人の生活まで考えるのは難しい。
だからこそ、まずはローカルなコミュニティを立て直さなければ。
のような旨のことを語っています。

 

まずは「自分」と「周りの友達・家族」を大切にすること。
与えること。

 

たまたま最近読んだ本から得た三つの発想
1. 時間・空間・精神的な視野の広さ(「ヒューマン」より)
2. 自己愛から始める愛の形態(「愛するということ」より)
3. 与えること(「ギブ&テイク」より)
も相まって、とても感銘を受けたのでした。

 

yokkon.hatenablog.com

 

yokkon.hatenablog.com

 

 

人間だけでなく、、生き物、自然、地球(宇宙も入るのかな)。
もっと「視野を広く持って生きたい」と思う。
僕に何ができていて、何ができるのかはわからないけど、意識として持っておきたいと思いました。

 

あと、あらゆる人が挑戦できる世界を作るべきにも共感します。
「変化」を受け入れる素養を身に着けたい。

 

 


日本語訳(ボランティア)

keizokuramoto.blogspot.jp

 

Youtube

www.youtube.com

 

 

(「普通に楽に生きていこうよ」と言う自分がいる一方で、ちょっとくらい頑張ってでも「人のために生きるんだよ」って言う自分がいて、とっかえひっかえ頭をもたげます。そんなんでもええんじゃないかと。)

 

 

チャンチャン♪

【Book】4月読んだ本。

4月読んだ本です。

4月は面白い本にたくさん出会えました。

それぞれを簡単に紹介しようと思います。

 

《小説》

1. ワイルドソウル・下

2. 山椒魚

3. クロイツェル・ソナタ/悪魔

 

《学術関連》

4. 恋愛を数学する

5. 快楽の奥義

6. 「その日暮らし」の人類学

 

《その他》

7. アサーション入門

8. Give and Take

 

 

 

《小説》

1. ワイルドソウル・下

「知らないことが罪」

「自分が可愛い」

という表現が何度か登場し、とても印象に残ったフレーズです。

 

地球の反対側で起こっていることでも知らないから仕方ないのではなく、想像してみたことがあるか?

問題に気づいたときに動かないのは、結局自分が可愛いから、守っているだけではないのか?

 

ということを問われている気がしました。

自分さえ良ければ、、、という考え方にくぎを刺す一冊でした。

 

 

 

2. 山椒魚

渋めの本です。

現代小説とは毛色の異なる表現が楽しく、きれいだなぁーと言える本でした

 

山椒魚は悲しんだ」

「お互いに裸体であるということは、その裸体の持主達をしていちはやく親しい友人にさせてしまうものらしかった」

「容易に形容することができない勿体ない精神が雪よりも冷たく私の胸もとにしみこむ気配であった」

「彼女を平和に泣かしてやるために乗客たちに対して私のからだで障壁をつくり」

「人どおりの多い街を歩きながら、この散歩を送別の宴会に代用しようということに定めた」

(以上、本文より)

 

 

 

3. クロイツェル・ソナタ/悪魔

ひょんなことから知り合った人にお勧めしてもらって読んだ本。

自分の好みだけでは一生で会うことがなかったかもしれない一冊。

人にお勧めの本を聞くのはこのような出会いがあるからおもしろい。

 

禁欲を犯したことによる二つの不幸な末路を描いた作品。

当たり前と思っていることに疑問を投げかける作品。

 

極論であるがゆえに常識を鋭く突いてくる。

欲について改めて偏見なしに考えてみようと思いました。

 

(ヴェートベンの楽曲「クロイツェル・ソナタ」も好きです)

 

 

 

《学術関連》

4. 恋愛を数学する

数学の視点から恋愛の戦略を紹介していて興味深かったです。

著者はTEDでも「愛を語る数学」としてプレゼンしています。

 

www.ted.com

 

本書で紹介されている「ゲール・シャプレイ・アルゴリズム」によると、自分からアプローチをかけた方が、より好みの相手と一緒になれる確率が高くなるそうです。

数学的にも、努力は報われるということを知って安心しました笑。

 

 

 

5. 快楽の奥義

「恋愛を数学する」は本屋で見つけて、Amazonで買いました。

んで、そのAmazonのページにお勧めで紹介されていたのが本書。

 

タイトル的に面白そうだと思ってページを開いてみると、高評価レビューが多かったので、とりあえず購入してみました。

 

現代のコミュニケーション問題に、(少なくとも僕にとっては)新しい視点から入り込む一冊でした。

肌と肌とのコミュニケーションを真の意味での感情のやり取りととらえています。

 

たぶん読んでみないと伝わらない、というか上手く伝えられないと思うので、興味ある方はぜひ^^

 

 

 

6. 「その日暮らし」の人類学

僕たちは未来のことを当たり前のように考えて、〇〇になるとか、〇〇に備えるとか言います。

そして、明日のために今日を犠牲にし、明後日のために明日を犠牲にしているのかもしれません。

しかし、「その日暮らし」をしている人たちにはその概念がないのです。

 

自分たちの周囲にある世界だけをついつい当たり前と思ってしまいますが、その勘違いに対して強烈なしっぺを打ってくれる文化人類学は面白いですね。

 

yokkon.hatenablog.com

 

 

 

《その他》

7. アサーション入門

相手も自分も大事にするコミュニケーションを「アサーション」と言うそうです。

僕は本書に出会って、その存在を初めて知りました。

 

本書の中で僕が好きだなと思うのは、自己主張をしない人にも責任がある、という旨が書かれていることです。

 

「人見知りなので話しかけてください」より、「人見知りですが頑張って声かけるので、お話ししましょう」と言える人の方に個人的には好感を覚えます。

そして自分はそう言える人でありたいなーと思います。

 

 

 

8. Give and Take

 

与える人(ギバー)であることがいかに大事か、どうやったらなれるか、燃え尽きないために注意すべきことは何か、を教えてくれます。

 

こういう本を読むと自分の中にもう一人の自分を持つことができます。

そして何か選択を迷ったt気に「与える側の選択肢を選ばんでええのか?」とその人が聞いてきます。

 

そんな自分をもう一人作ることは、物事をできるだけ客観的に見るためにも重要です。

口で言うのは簡単だけど、そのようになるにはどうしたらいいかを改めて考えてみたいと思います。

 

 

 

チャンチャン♪

 

【Life】スマホから手を離さなくてもいい、目を離そう

歩きスマホが絶えない。

警告を発する広告を目にする。

 

歩きスマホの問題点は「歩きながらスマホを操作すること」ではなく、「スマホを凝視するがために視野が狭くなること」だと僕は思うのです。

 

そこで提案したいのは「スマホから手を離さなくてもいい、目を離そう」ということです。

そんなにスマホを凝視する必要はないですよね?

株をやっているわけじゃないし。

 

そして、要所要所でスマホから話すことです。

たとえば角を曲がるとき、電車を降りるとき、人が電車内に乗ってくるとき。

人との距離が近くなる可能性があるときにスマホから目を離すのです。

そして周りを見ましょう。

 

角を曲がるときに、ひょっとしたらそこから人が出てくるかもしれない、ということは容易に想像できますよね。

人が出てきたときに、スマホに集中していたらぶつかるかもしれない。

だから、スマホから手を離さなくてもいい、目を離そう。

 

電車を降りるとき、すいている駅ならともかく、降りたところには次に乗る人がいてすれ違う時にぶつかったりする可能性がありますよね。

だから、スマホから手を離さなくてもいい、目を離そう。

 

人が電車内に乗ってくるとき、もっと奥に詰めたらみんながスペースを確保できて楽なのにな~ってことありますよね。

でもスマホを凝視してるがゆえにそれに気づかずにいる人もいます。

だから人が乗ってくるときは、スマホから手を離さなくてもいい、目を離そう。

 

ポイントは、人の流れが変わるとき、一定でなくなる時はスマホから目を離す、ということです。

 

歩きスマホをしたい人の気持ちはわかります。

歩きながら目的地の地図を開いたり、次に来る電車調べたり。

SNSを見るとか、ゲームするとかは論外として。

 

しかしずっと、じっと見ている必要はないと思うのです。

タイミングよく、スマホから目を離し、周囲を伺う人でありたいです。

世界は私とスマホの向こう側の人たちだけではないのですから。

 

 

 

チャンチャン♪

【Life】【Book】「献血ライフワーク」生きているだけでできる貢献 ~「夢をかなえるゾウ」を読んで~

献血に行ってきました。

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僕は「夢をかなえるゾウ」という本を読んで以来、「献血ライフワーク」を掲げています笑。

 

「夢をかなえるゾウ」は、数々の著名人の成功話が紹介されており、その秘訣を学んで主人公が成功(お金持ち云々)を目指すお話です。

http://amzn.to/2piJL6w

 

紹介されている著名人の一人、ロックフェラー財団で有名な石油王ジョン・ロックフェラーは、お金持ちになる前から収入の1割を寄付し続けていました。

すると、、、出世しました笑。

https://matome.naver.jp/odai/2141078660668437601

 

成功したいなら、人を喜ばしまくる人になれ。

お金は、人を喜ばせ、幸せにした分もらえる。

お金持ちになるやつは、人を喜ばせたいと思ているやつだ。

だからまず、人を喜ばせたいという気持ちを大きくするために寄付をするんだ。

という旨がこの本には書いてありました。

 

成功はともかく、人に貢献できる人にはなりたいと僕は思いました。

とはいっても、収入の1割寄付は僕にとっては厳しいのです。

(因みに、僕の友人にはこの本を読んで以来、寄付を続けたやつがいます笑。僕はそいつをすごいと思っています。)

じゃあ、僕にできることは何かと考え、「血液を寄付する」ことにしました。

 

僕には余裕のあるお金はありませんが、寄付できるだけの十分な血液があります。

健康に生きていれば、僕の体の中で毎日、血液が作られます。

寄付してもまた作ることができます。

 

こうして今日、人生二回目の献血を終えました。

皆が皆、献血できるわけではありません。

しかし多くの人にとって、健康であれば、献血は生きているだけでできる貢献です。

まだ二回目ですが、僕は献血をライフワークにしていくつもりです。

 

(「献血ライフワーク」が広まればいいなと思って書きました。)

 

 

 

チャンチャン♪