Bunshuが歩く。

歩くように日々考えていること、思っていること。思いつき。

【Book】8月読んだ本。

8月読んだ本を今更ながらに書いておきます。

8月は13冊も本を読むことができました。

 

それはこちら

 

《小説》

1. ふがいない僕は空を見た

2. アニバーサリー

3. 水やりはいつも深夜だけど

4. 恋愛仮免中

5. あなたを奪うの

6. 晴天の迷いクジラ

7. 産婦人科病棟

 

《学術関連》

8. 生殖医療の衝撃

9. 男が知りたい女の体

 

《その他》

10. 茶色の朝

11. ベッドの上の心理学

12. 人生エロエロ

13. ウルトラライトハイカー

 

小説は窪 美澄さんのものをざっと読んでみたといったかんじです。

学術関連とその他は少しセクシャルに感じられるものも多いかもしれませんが、まじめに読みましたよ笑。

 


《小説》

1. ふがいない僕は空を見た

1-6. まで、窪 美澄さんの小説がずらっと続きます。

7月に読んだ「夜のふくらみ」という作品がとてもおもしろかったので、他にはどんな作品を書いているのだろうと思ったからです。

 

窪さんが書く小説は、生殖・出産などにまつわるものが多いように思います。

生物学を勉強する僕の興味とも一致して、このように多くの窪さんの本を読みました。

 

とくに最近、出産にまつわるあれやこれやについて知識を入れたいと思っていたので、今月の本はそこに関連しているのです。

 

この本の「花粉・受粉」という作品に生殖医療のお話が出てきます。

そこから「生殖医学の衝撃」などを読むに至りました。

つまり、窪さんの本を読むことで世界を広げることができました。

 

2. アニバーサリー

 

3. 水やりはいつも深夜だけど

 

4. 恋愛仮免中

 

5. あなたを奪うの

 

6. 晴天の迷いクジラ

 

7. 産婦人科病棟

出産に関わる職業「産婦人科」で働く人たちは、どのような仕事をしているのだろうと。

ここで印象的だったのは「准看護師」という職業です。

僕はその名前すら初めて聞きました。

 

産婦人科で働く人たちの働き方よりも「看護師の社会」とでもいうのでしょうか、どのようなプロセスで就職するのかとか、どのような社会が形成されているのかに興味を持ちました。

 

 

 

《学術関連》

8. 生殖医療の衝撃

この本はすごく良い本だった。

他のところに書いていたこの本を読んだ感想を以下に載せときます。

 

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「子どもを持つこと」の選択肢が増えたなー。

将来的に子どもが欲しい人に読んでほしいな(僕みたいな若造が言うのもなんだけど)。 この本は、代理出産体外受精といった生殖医療を丸ごとゴロッと、といった感じ。

 

この本が良いなと思った理由を3つ。
I. 生殖医療の歴史と現状を知ることができる
日本では約4%の子どもが生殖医療で生まれているらしい。考えたこともなかったけど、選択肢としてアリなんやなって思えた。

 

II. 性別について考えることができる
この本では、どうやって女性・男性が別れるのか、皆が二別できないことが科学的に説明されている。自分のルーツって気になるよね。

 

III. 生命倫理について考えることができる
生殖医療のすんごい技術を何でもかんでも使っていいの?って著者が読者に問いかけてくれる。何事もよく考えないとね、にんげんだもの

グローバルに見ると人口増加がとまらなくて、ローカルに見ると一人の子を持つことに労力が注がれて、なんだか不思議な気分。
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最後に書いたけど、世界的な人口増加と一人の子を持つことへの努力、その対比が僕の中ではなんだか不思議です。

 

9. 男が知りたい女の体

これもとても良い本でした。

すごいタイトルだけど、何事も外身だけで判断してはいけないね、と思いました。

こちらも他のところに書いていた感想を載せておきます。

 

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そのタイトルから受け取る不思議な印象とは違って、女性の体やそれにまつわる事(思春期、生理、妊娠・中絶、出産、更年期)について、しごくしごく真面目に解説した本。
男性にも女性にもオススメしたい。

 

知らないこと、多すぎた。
図がわかりやすく、めちゃんこ勉強になった。
(出産時の胎児の動きや分娩室の様子などが図説されている)

 

僕は自分の体をそこまで理解している自信はない。
なので、「男のからだ」についての本もないかなーと思っている。

 

すべての女性が自分の事をそこまで理解しているとは思えない(もし知ってるなら、それは本当にすごいと思う)。
自分は自分をそんなに知らないから。
女性にとっても読む価値のある本じゃないかな。

 

自分を知ること、相手を知ることは、思いやりに繋がるような気がする。気がする。

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女性のことも、男性のことも知りたいです。科学的に。

それは単純に興味によるものだんだけど。

それだけじゃなくて、お互いがお互いを知ろうとすることはとても大事なことだと思います。

 

一方が一方に合わせるとかって大変じゃないですが、だったらお互いが少しずつ合わせた方が楽じゃん、って僕は思います。

真面目に読みました。

 

 

 

《その他》

10. 茶色の朝

「考えること」って人間にとって一番といっていいくらい大事だと思うんです。

相手のことを考えるとかも含めて、考えること。

 

考えることをやめてしまうとどんな未来が待っているのか、そのことを教えてくれる本です。

 

世界情勢とか、政治とか、経済とか、よくわからないややこしいことはたくさんあって、考えるのめんどくさいなーって思うこともありますが。

専門家ほどにならなくても、少し考えてみる。

あってるかどうか分からないけど、自分なりの考えをもっている。

っていうことが大事なんかなと思います。

 

一方で、日常の些細なことも考えることばかりです。

例えば、選択の干し方もそう。

僕は選択を干すとき、どうやったら効率よく乾くかを考えながら、試行錯誤しながら干しています。

適当に手に取った順に干していってもいいんですけど、考えながら干した方が楽しいじゃん、と思います。

 

電車に乗るときもそう。

降りてくる人に道をあけて、先に降りてもらってから乗った方がスムーズじゃん、と思います。

しかし現実には自分がいかに先に乗るかしか「考えて」いない人もいるもので。

広い視野で物事を考えられるようになりたいと思います。

 

11. ベッドの上の心理学

もう、タイトルからしてあれ?って感じなんですけど。

これも真面目に読みました。

この本の良いところは「科学的」である点です。

 

どうしたら楽しい人生を送れるか、ということを科学的に説明しています。

ここで言う、「科学的に」というのは様々な論文が引用されているということです。

 

あまりごちゃごちゃ言いませんが、タイトルで引いてはダメですね。

てか、もっと良いタイトルをつけてほしいですね、、。

良い本です。

 

12. 人生エロエロ

こちらもタイトルが、、ですが。

こっちは科学的ではなく、私的エッセイです。

面白いよ、と勧められて読みました。

 

僕が自分の意志で判断して生きて行っても出会わなかったであろう世界について書かれてる部分はとても面白かったです。

人形を愛する人って本当にいるのね。

 

13. ウルトラライトハイカー

打って変わって、山登りの本です。

僕の趣味はアウトドアで、中でも登山が最も好きです。

 

登山方法論の一つにウルトラライトハイク(UL)というものがあります。

荷物を軽くして、より自然に溶け込みながら、より早く、より遠くを目指す山登りです。

最近、ちまたでかなり流行っているのですが、極端でないにしろ僕もちょくちょく取り入れています。

 

この本ではそんなウルトラライトハイカーたちがどんな装備を選び、どんな工夫をしているかということを幅広く紹介した本です。

 

登山の面白さは登山中だけにあらず。

使用する場面を想像して必要最低限の装備を選ぶ、工夫するといった登山前のパッキング(荷造り)も楽しいのです。

 

そんなパッキングに新たな面白さを加えてくれたのがウルトラライトハイクです。

山登り、楽しいですよ。

 

 

 

チャンチャン♪