Bunshuが歩く。

歩くように日々考えていること、思っていること。思いつき。

【Book】7月読んだ本。

7月は6月に引き続き、12冊の本を読むことができました。

たくさんの情報を入れることができているという点においては、良い傾向です。

頑張ります。

 

《小説》

1. ロストシンボル・上

2. ロストシンボル・中

3. ロストシンボル・下

4. インフェルノ・上

5. インフェルノ・中

6. インフェルノ・下

7. よるのふくらみ

 

《生物・学術関連》

8. 科学哲学への招待

9. 子どものための哲学対話

10. モラル・アニマル・上

 

《その他》

11. 快楽主義の哲学

12. うちの娘はAV女優です

 

最近、「科学哲学」という分野にちょっと関心を持っていたので、それ関連の本が少し。

後はダン・ブラウンの小説と、その他です。

 

 

《小説》

1. ロストシンボル・上

2. ロストシンボル・中

3. ロストシンボル・下

ダン・ブラウンが送り出すロバート・ラングトン教授シリーズを読み進めています。

なんとなくワンパターン化している感は否めなくもないですが、登場するうんちくの量は毎回毎回はんぱなく多く。

ただただ圧倒されます。

 

今回特に面白かったのは「呼吸できる水」というものです。

液体呼吸」と呼ばれていて、酸素を多く含む液体(作中ではパーフルオロカーボン)の中でも肺呼吸の生物が生存できるというものです。

 

すごいですよね笑。

 

このようにラングトン教授シリーズでは、まだ世に出回っていないような最新(?)の科学技術が登場する点が僕は好きです。

 

 

 

4. インフェルノ・上

5. インフェルノ・中

6. インフェルノ・下

現在、出版されているロバート・ラングトンシリーズの最後で、これでシリーズをすべて読破したことになります。

 

本作品名「インフェルノ」は「地獄」という意味で、ダンテの「神曲・時獄篇」をメイントピックに置いています。

また、中心テーマとして「人口過多」「生物兵器」など、僕も関心がある事柄が取り上げられていて非常に興味深かったです。

 

いわゆる先進国では、体外受精代理出産といった「生殖医療」と呼ばれるものが発展しており、一人の子をもつことに多大な労力が割かれることもあります。

一方で、世界規模では人口増加は止まらず、過多であるともいわれます。

その不思議を不思議と僕は思っていたのですが、本書ではその人口過多に歯止めを聞かせる手段として生物兵器を用いた策略が展開されます。

 

人口問題は難しいよねーと思うのですが、考えてみるキッカケを与えてくれる本です。

目の前に広がる当たり前を、自分なりに考えてみるのって大事な気がするんですよね。

気がするだけですが。

 

 

 

7. よるのふくらみ

どうやってこの本に出会ったかは、忘れました。

がしかし、すごくいい本です。

人間のゆらゆら揺れ動く心情を描いた症で、僕はそういうタイプの小説が好きです。

だからいいんです。

 

 

 

《生物・学術関連》

8. 科学哲学への招待

科学の歴史と、科学哲学で取り上げられることを広くザっと拾ってくれる本です。

「科学哲学」ってなに?興味ある!という人にはお勧めできる本です。

 

僕は、科学哲学の中でも「世代間倫理」に興味があります。

今生きている僕たちが地球の資源を使いつくしてしまったら、次の世代が困るじゃん!ってやつです。

 

過去のエントリーで「人間らしさはイマ・ココ・ワタシ以外を想像する力」とか書いた気がするんですが、世代間倫理はまさにこれです。

未来の自分以外、僕たちでいうところの日本以外を想像できるかどうか。

 

放射性廃棄物はどうすんの?化石燃料はなくならないの?

とか、考えられる人でありたいです。

 

 

 

9. 子どものための哲学対話

えっと、この本に関しては説明がちょっと難しいです。

正直、子どもが読んでわかるんかなぁって気もします。。

僕には難しめでした。

 

日常のことに関してよく考えてみようぜ、って感じでしょうか。

疑問の内容自体はよくわからずとも、いろんなことに疑問を持っていいんだ!ってことはわかってもらえる本かもしれません。

 

 

 

10. モラル・アニマル・上

「はじめに」がとても印象的でした。

「レイプされる側の適応戦略」について、生物学的な考察がそこにはありました。

 

レイプされる側は完全に被害者なのですが、生物学的に考えてみると、考えることのできる適応戦略があるのです。

「適応戦略」とは、自らの遺伝子を遺すためにとる一連の手段です。

つまり、される側にも考えがある、というような意味になります。

 

ビックリしました。

でも、理論上はわからんでもないのです。

しかし、それは人間の社会では通用しにくいような理論で、著者もオランウータンの社会ではそう理解できるんだと書いています。

 

いろんな解釈があることは学術的に興味深いとは思うのですが、それを多くの人にわかってもらうのって難しいんだろうなぁと感じました。

 

 

 

《その他》

11. 快楽主義の哲学

厄介なことを限りなく少なくすることが幸福。

自分のやりたいことを貪欲に求めていくのが快楽。

 

幸福より、快楽を求めないか。

と説く本です。

 

やっぱり、歳を重ねるとどうしても徐々に守りに入ってしまっている感は否めないです。

快楽主義で生きたいね。

 

12. うちの娘はAV女優です

僕は知らないことを知るのが好きです。

AV女優の娘をもつ親はどんな気持ちなのだろうか。

これについて僕は知らないので、読んでみました。

 

基本的に娘側のインタビューが記載されていたので、親の気持ちはほとんどわかりませんでした。

そこがすごく残念でしたが、今の娘が母親になったらどうしようと思うか、は書いてありました。

 

アダルト産業と直接的な関りがあるわけではありませんが、昔と今の違いについて、子どもがやりたいと言ったことに関して、親の力がおよばなくなっている、という記述には少し考えさせられました。

もし自分に子どもができて、その子がやりたいと言ったことが、自分がやらせたくないことだったら、その時はどうしたらいいのかなぁ、と。

 

答えは雲の中です。。 

 

 

 

チャンチャン♪